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恋人のために肉接待を受け入れた美人OLの告白 ※本誌付録DVD収録 告白◎祐希(仮名)
幼い心に刻まれた謎
私は、今年三十一歳になる女です。勤めている会社の上司と恋愛関係になっています。
もしこれを恋愛と呼ぶことができるならの話ですが……。
私にはわからないのです。こんな年齢で恥ずかしいですが、私にとっては初めての異性とのお付き合いですから。
この年齢になるまでまともな恋愛経験がなかったのには、私なりの理由があります。
子供の頃から奥手だった私にも、中学時代には相思相愛の男の子がいました。
その子の名前を、仮に将太君としておきます。
将太君と私は幼稚園の頃からの幼馴染で、お互いに好き合っていることは、口で言わずともわかっている間柄でした。
確か告白らしきこともしたと思います。それでも二人とも奥手で、登下校を一緒に並んでするくらいでした。それでも私は心が満たされていたのです。
そんな私たちでしたが、ある決定的な出来事があり、将太君と本当の意味で結ばれることはありませんでした。
その決定的な出来事とは、私が学校で受けたイジメでした。私は大人しすぎたのか、男子からよくからかわれたり、嫌がらせに遭ったりしていました。
(こんな、みんなにバカにされているような女の子だと、将太君に迷惑がかかるかも……)
そんなことを考え、ますます将太君に対して積極的になれなくなってしまうのです。
男子のイジメは日に日にエスカレートしていきました。
スカートめくりや、体をつつかれたり……思えば、思春期に入って私の体も女っぽく丸みを帯びてきた頃でした。
ある夏の日のことです。
教室の掃除の時間、私は特に酷いことをされました。大勢の男子に囲まれて、バケツの水を頭から浴びせられたのです。
「やめてっ……!」
私の全身が水びたしになって、白い夏の制服が体にぴったり貼りついて、肌が透けました。
それを、男子たちがニヤニヤと笑いながら見ているのです。
「わざとじゃないよ。仕方ないだろ、事故なんだから」
皆が口々に笑ってます。私は人だかりに将太君の姿を探しました。助けを求めたのです。
将太君は何も言わずに、私の姿を見つめていました。
その目は一種異様にギラギラと輝いて、興奮しているような不気味な目でした。
「ほら将太、キレイにしてやれよ。彼女なんだろ?」
周りの男子が大きな声で笑いました。将太君は、無言のままバケツを持ち上げました。
「こんなの、彼女なんかじゃねえよ……」
将太君ははっきりとそう言って、私の頭からバケツの中の水をかけたのです。残酷な仕打ちでした。もちろん、将太君との仲はそれきりになりました。
※この続きは、『マニア倶楽部2022年3月号』をご覧ください。