真・エゴイストのつぶやき

「御主人様養成講座 後編」

季節の変わり目、秋わ別れの季節。
そんな表現わ今どき古風だろうか？　

前作を書いていたのわ、まだ夏の頃だった。
ウミガメとわその後、ＳＭとわ何だろう？　どれが楽しいだろう？と、問答したり実践したりしていた。

本人わ、「縛って放置」と、どうやら放置が好き＆得意なようだった。
放置わ実際されてみたが、Ｍとしてやはりあれほど道具も力もいらないつらいプレイわない。
この時点で充分ウミガメにわ素質があるとみた。

あとわ縄の扱いができれば・・・・が、面倒くさがりやの彼わそこまでやる気わないらしい。

もう1つ私とやってみて彼が目覚めたのが素手のスパーキング。
あれわ単に力任せに叩けばよいといぅものでわない。
音の反響で恐怖心を煽れるかがポイントなのだけど、ウミガメわ教える間でもなく、天性の才能があった。

そんなある日、ＳＮＳの一枚の写真に私わ背筋が凍った・・・・友達追加のリストに明らかに偽名の知らない人物がいた。
普通に本人が映っているが、私の視力でわ認識できない。
しかし、その強烈なオーラから、間違いないと思い、ウミガメに確認した。やはり的中！

「このオーラが操れたらあなたわ天才ですよ。」

私わ正直に伝えた。
それわまさに昔服も脱がずに目だけでプレイしたルシファーと同じものが感じられた。
彼わそれについて真剣に考えていた。私もどうしたら引き出せるもねかと考えていた。

そんなある秋の日、何の予兆もなく、ウミガメわ姿を消した。

電話もＳＮＳもすべてから。

「これで４人目か」

多少なりとも親しくなり、情が全くなかったとわ言わない。
だからそれなりに探してみた。が、やはり無駄だった。

あるジンクスわやはり的中したか・・・・私が４人目と上げた人物に共通する点が1つ。
某ハイブランドの某シリーズのセカンドバッグを持つと、つかの間巨額の富を得る。が、そこにはなんとも形容しがたい孤独を伴い、そして瞬間で少なくとも私の視界から外れた世界え消えてしまう。

忘れもしないひとり目が、有名な「B事件」。
明け方突然かかってきた電話に私わ出られなかった。
ネットでその後を知ったのだが、あの朝彼わ私に何を告げたかったのか？

思い出すと未だに少し切なくなる。

「B」

ペガサス、ルシファー、そしてウミガメも。
夜空の星座の神話のようだ。

今また季節わ春。別れと出会いの季節。

長年親しい人にわ、警告している。
少し余裕ができても、決してそのセカンドだけわ持たないで、と・・・・

「御主人様養成講座」と呼べるようなものかわ疑問だが、季節わ巡る。

また新たな出会いを求めて私もまた街え繰り出そう。

穂澄