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奴隷に憧れる女子大生の告白 ※本誌付録DVD収録 告白◎綾香(仮名)
お人形さんごっこ
実家の近くに小さな市立の図書館がありました。
市の開発で取り壊され移転してしまいましたが、とても思い出深い場所です。
物語が好きで、四年生の頃には小学校の図書室にあるものはだいたい読んでしまっていました。それで夏休みに町の図書館に通うようになったのです。
静かな学習室の大きなカウンターで本を読んでいると、向かいの列から女の子と目が合いました。背が高くて長い髪を垂らした綺麗な人です。
にこっと笑ってくれて、ドキドキしました。大人っぽいお姉さんが私を気にかけてくれるなんて、初めてのことでした。
私が帰る時、お姉さんも待っていたように席を立って一緒に帰りました。それが菜奈さんとの出会いです。彼女は同じ小学校の六年生でした。
「菜奈さんって呼びなさい。私は綾香って呼ぶ、いいわね?」
凛としていて、そんな命令口調もさまになって素敵でした。会ったその日から、私は菜奈さんに憧れを感じました。
帰り道ではよく「お人形さんごっこ」という命令遊びをしました。命令するのはいつも菜奈さんで、私は従う側。
「今から、最初に赤信号で止まるまでしゃべっちゃだめ」
「目をつむって、私の肩につかまって歩きなさい」
菜奈さんは次から次へと命令を思いつきます。でも、私はいやではありませんでした。
怪物に酷い目に遭わされるお姫様のように、ドキドキしながら彼女の命令を待っている――物語のようにロマンティックに感じました。
菜奈さんも楽しんでいたと思います。言いなりになって、好かれたいと思いました。
「もうしゃべってもいいよ?」
と言いながら頭を撫でてくれる、その時間が幸せでした。
本が好きになったきっかけは童話からでした。あどけない挿絵とは裏腹に、主人公が濡れ衣を着せられたり、監禁されたり、拘束されて放置されたり、暴力を受けたりすることにドキドキしていたのです。
たとえば『人魚姫』は声を奪われ、愛している王子と引き離されてしまいます。『瓜子姫』はあまんじゃくに木から吊るされてしまいます。
可哀想なイメージを自分に置き換えて想像をふくらませました。それが性的な興奮だとは知らずに、物語の中に入っていじめられたり、自由を奪われたりしてみたい、と心を熱くしていました。
菜奈さんと過ごす時間には、その興奮がありました。私が求めていたことを菜奈さんは与えてくれたのです。
※この続きは、『マニア倶楽部2022年3月号』をご覧ください。