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マゾ性癖を捨てられなかった看護師の告白 ※本誌付録DVD収録 告白◎ミミコ(PN)
病院と、痴漢と
私という女は、いつからこんなに歪んでしまったのでしょうか。ときどきそう思うのです。
ふつうになりたい、まともになりたいとずっと思い続けているのに、どうしても異常な性行為に惹かれてしまうのです。
逃れられないのでしょうか、それとも自分から地獄に堕ちているのでしょうか。それが自分でもわからないのです。
私にはご主人様がいます。そして今、その方からひどい仕打ちを受けようとしています。
逃げようと思えばできるのかもしれません。でも私はそうしないのです。それは私が真性のマゾヒストだからです。
私がマゾになったのは、一体いつからなのでしょう。
子供時代の私は病弱で、物心ついた頃から病院通いの毎日を送っていました。子供は病院が嫌いと相場が決まっていますが、私は違いました。
お医者さんに服を脱がされて体に触れられることが、何ともいえず気持ちよかったのです。
ピカピカ光る医療器具や薬品の匂いも私にとっては心地よいものでした。あんな器具や薬の実験台に自分がなることを妄想し、人知れず興奮しているような変な子どもだったのです。
そして、中学時代に決定的な出来事が起こりました。
電車通学だった私は、痴漢のターゲットにされたのです。
この頃にはもう私は病気がちではありませんでしたが、病院通いの影響なのか、内向的でうつむきがちな子に育っていました。そんな大人しい私はきっと痴漢から格好の獲物に見えたのではないかと思います。
同じ人が、毎朝同じ車両で私の制服のスカートの中に手を忍び込ませてきました。
もちろん初めはショックでしたが、私は車両を変えることもせず、毎朝黙って自分の肉体をその痴漢に差し出したのです。
自分でも理由はわかりません。ただこんな理不尽な行為に胸が高鳴って、性的なドキドキを得ていたのは事実です。
その痴漢の男性も、飽くことなく私を触り続けました。その指先の感触を、私はいまでも思い出すことができます。
パンティの上からお尻をたっぷり、熱く火照るほど撫でまわした後、手を前に回して下着の中に指を忍ばせるのです。
周囲には大勢の人がいるのに誰にも気づかれないまま、自分の体が慰みモノになる。それがたまらなく背徳的で、私の幼い性器は蜜を溢れさせました。
事後に駅のトイレで着替えるために、替えのパンティを持参するほどだったのです。
やはりこれは、病院通いをしていた幼少時に、他人の手で肌に触れられる快感を知ってしまったからかも知れません。
そして夜になると、医療器具を使ってその痴漢の男性に犯される妄想でオナニーしました。
私の破瓜は、男性との性行為ではありません。両親に内緒で手に入れた医療用のクスコ(膣鏡)を使ってオナニーしていて、気がついたら出血していたのです。高校一年生の秋でした。
※この続きは、『マニア倶楽部2021年9月号』をご覧ください。