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真・エゴイストのつぶやき 第9回

「数奇な運命?~勃起不全の男たち」
爽やかな5月の風が開いた窓から流れてくる。
真っ黒な遮光カーテンで、カレンダーも置時計もない我が家においては
唯一季節を感じさせるものなのだけれど。

新事業を始めたにも関わらず、
相変わらず時間の止まったような空間にしておきたいというポリシーは崩さない。
暗幕の隙間からこぼれるわずかな木漏れ日だけが時間を知らせてくれるもの。
テーブルに置かれている私の花、すずらんは今が満開。
もう終わってしまうのかと思うと切なさで胸が締め付けられる。
何がきっかけだったのかどうしても思い出すことができないのだけれど、
儚い花と猛毒をもつこの花に私は心を奪われた。
毎春すずらんの咲く季節を心待ちにしている。
私には、どうしても仕えたいと懇願されて、
放し飼いで飼っているM犬が一匹いるのだけれど、
先日ひょんなことから「勃起不全」についての話題になった。
私の犬はわかりやすい例なのだが、女性を前にすると勃起できない。
初老の犬なのだけれど、犬曰くこれまで女性とセックスができたことがないそうだ。
しかし一人で誰にも見られなければ射精は大いにできるらしい。
私は全く問題視しないけれど、犬はそのことで相当悩んでいる。
そこで、私が過去に同じような男性に会ったことがあるかと尋ねてきた。
私も必死に過去を振り返って思い出してみると、
なんと私はこれまで付き合ってきた男性の約半数がそうであることが判明。
犬にそう話すと、
「数奇な運命です」
と言われ、今回のブログネタにしてみた。
同類を見つけた犬は興味深々、あれこれと質問してきた。
私は初めて付き合った男性がまず勃起不全だった。
思春期で性欲旺盛のはず、なのに、
私は彼が射精するところを一度も見ずに別れてしまった。
4年付き合ったにも関わらず。
当時高校性、初体験そろそろな年頃。彼は随分悩んでいた。
フェラしてあげると勃起はする。
でもいざとなると萎えてしまって最後の行為まで至らない。
ある時フェラの流れから私が騎乗位で無理矢理入れてみた。
その一度だけ、個人的に粘膜接触に興味がなかったので、
その一瞬で私は充分だった。
彼は勿論射精には至らなかった。
聞いてみると、犬と同様、自分で誰もいなければ射精できるとのこと。
しかしその一度一瞬挿入しただけで以来時折身体に触れ合う程度で、
そのままSM行為に一直線。
SMさえ追求していれば充分満足が得られていたため、
勃起不全のことなど意に介さなくなっていた。
犬と出会ったのはそれから数年後。
犬なので私から直接ペニスを触るなんてことはしないけれど、
どんな刺激を与えても犬は勃起しない。
「一人で後で振り返りながら自宅で自慰行為をすると何度も射精できるんですけど……」
と犬は今でも悩んでいる。
そして私に今までそんな経験があってどのように対処してきたかを根掘り葉掘り聞いてきた。
そこで初めて付き合った彼を思い出し、3人目に行き当たった、今の彼である。
最初は普通に行為を何度かやっていた。
しかしなかなか射精せず、こんなものかな、と私の中では気にしていなかった。
そしてある時、粘膜接触に私は特に執着がないことを打ち明けた。
すると、彼は一粒の錠剤を見せながら言った。
「こういうの飲まないと実は勃起不全で射精できないのだ」と。
彼はこれまで義務的にセックスしていたらしい。
二人の子供も、子供がほしいからと何とか人口受精で生まれたとのこと。
これまで出会った勃起不全者たち同様、
フェラなどしてあげるとある程度勃起してくる。
しかし、セックスして射精となると薬を服用していないと不可能。
その点私はセックス自体どうでもよいので気兼ねしなくてよいのだと言われた。
だから私たちはSM行為以外の接触を滅多にしない。
犬に現在の話をすると、
私のように勃起不全の男性に人生で3人も巡り合う確立は、
非常に珍しいケースであろうと言われた。
「数奇な運命ですね」と。
あいにく女性同士でこのような話を一切したことがないため、
同じ経験を持つ女性がいたら是非対談してみたいものである。
そして勃起不全とSM的な思考との因果関係があるのかについて、
じっくりと考えてみたいところだ。
M女である私が犬を飼っていると聞いて、
驚いていらっしゃる読者もおいででしょう。
次回はそのあたりについて、気が向いたら触れてみることにいたします。
白昼堂々の執筆活動は今回はこのあたりで。
世間はGW真っ只中、皆様よい夢を……。
新宿SMクラブ「OrderTokyo」
http://www.新宿smclub.tokyo
文責 穂澄