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義兄の命令で夫に抱かれるという罪悪感がわたしを異常に興奮させるのです。後編

義兄の命令で夫に抱かれるという罪悪感がわたしを異常に興奮させるのです。後編

淫らな芝居に興奮する
「あ、起こしちゃった?」
「ううん、ずっとうとうとしていたから……」
「じゃあ、寝ようか」
優しく抱き返してくれる夫の腕のなかで、私はいつもより身体を寄せ、彼の胸板に乳房を押し付けました。
「え……?」
さらに彼の身体に脚を絡めてしがみつきます。
「どうしたの? いつもと違う感じだけど」
夫も驚いた様子で、私の顔を覗き込みます。
こんなふうに積極的に彼に求めたことなど一度も無かったので、当然です。
「なんだか気持ち的に……ちょっとヘンっていうか……」
パジャマ越しに恥丘のあたりを夫の太腿に軽く擦りつけ、私は甘えた声で言いました。
「久々にユウ君に抱きついたら、ドキドキしてきちゃった……」
実際、自分の淫らさに私の胸は高鳴っていて、乳房も愛撫されていないのに熱く火照り、ゴムボールみたいに張り詰めていました。それは夫にもわかったはずです。
夫の背中を撫でていた手を思いきって彼のお尻に這わせていきます。
「え……えっ? なに、すごく大胆なんだけど」
「このところ、全然愛し合ってないから、きっとおかしくなっちゃったんだと思う」
これまでの私なら絶対にしない、出来ない行為をしているのですから、胸の高鳴りが増します。それも義兄の命令なのですから、間接的に辱めのプレイを受けているようでした。
優しい性格の夫は、戸惑いながらもこの半年のレス状態を思い出したのか、私のお尻を撫でながら、優しくキスをしてくれました。

ただ、いつもの愛情表現を超える様子がありません。抱き合い、唇を重ね、互いに肌を愛撫し合う……挿入よりも、そんな愛し合い方が、私たち夫婦にとってのセックスでした。
以前の投稿でも細かく説明したことですが、挿入よりも肌を合わせて抱き合っているだけで満足、それが私と夫の性的な一致点でした。
でも私にしてみれば、今は違うの、それじゃ満足出来ない、もっと激しく求めて! ……という心境でした。

※この続きは、『マニア倶楽部2022年9月号』をご覧ください。