【息止め】ノルマ地獄 〈第3回〉失敗すれば、身体のどこかに洗濯ばさみが……

【息止め】
小さい頃から、自分に苦しくも甘美なノルマを課すことに興奮していた私。脳内の私が生活のあらゆるモノにノルマを定め、それをクリアしなければ辛い罰を与えられる。そんな倒錯した性癖を綴っています。
今回のノルマは息止めです。小学生の頃スイミングスクールに通っていました。小さい頃からプールは大好きで、泳ぐことも好きでした。好きこそもののなんとやらで、スクールの中でも学校の同学年の中でも比較的速く泳げるようになった私は、泳ぎの中にもノルマを課すようになったのです。

小学生や中学生の頃は、基本的に先生に決められた分しか泳げなかったので、少しでも泳いでいる間の辛さを増すために呼吸の回数を最低限にしようと思いました。そのために脳内の管理者から家でやるように課されたノルマが息止めでした。確かに泳いでいる間なるべく呼吸はしない方が苦しくなります。呼吸をしなければ速くも泳げますが、ただ速く泳ぎたいからという理由ではなく、呼吸ができないことそのものに私は興奮してしまうのです。
ノルマとして最初に決められたのが、1分間ベッド息止め連続5回です。ベッドの上で何も運動しない状態での息止めは、比較的楽なものでした。ですが、最初の1分間はよくても、連続となると息が乱れてきてしまいます。1分間と1分間の間のインターバルは10秒。この10秒の間に呼吸を整えるなんてとてもできません。脳内の管理者は徐々に私を追い詰めることが大好きです。1分間の息止めが連続5回できなければ、洗濯ばさみが登場します。平常心を保てる状態でなければ1分間の息止めもかなりきついものです。ですが、失敗すればそこに痛みが追加されていきます。
連続5回に失敗すれば、体のどこかに洗濯ばさみが1つ追加されます。痛みに耐えようとするとどうしても呼吸が荒くなりますが、そんなことはノルマを減らす理由にはなりません。最初は右の乳首に、失敗したら左の乳首に……。痛みに集中してしまうとどうしても呼吸が乱れて失敗ばかりになります。耳たぶ、二の腕、ラビア・・・体のいたるところに洗濯ばさみをはさんだ状態で、必死に呼吸を止めている私は、どこからみても変態そのものでしょう。
ベッドでの息止めに慣れて来た頃、新たに課されたノルマが歩きながらの息止めです。1人で外に散歩に出掛けるふりをしながら、息を止めます。電信柱から電信柱まで。次の角を曲がるまで。脳内の管理者が思いつきで出してくるノルマをクリアしていかなければなりません。途中苦しくて早歩きになってしまうことも禁止です。あくまでも外から見たら、普通の状態を保たなければいけないのです。息を止めて歩いているだけであそこは熱くなってきます。そして、家に帰ってからできるであろうオナニーのことを考えてしまうのです。
外では洗濯ばさみを使うわけにはいかないので、課されたノルマを達成できない場合には、その場で腿上げ50回や、ダッシュをさせられます。そして、その後すぐに次の息止めノルマが始まります。どんなに頑張っても達成できないであろう理不尽なノルマに責め立てられながら、私は脳で逝ってしまうこともありました。
中学生の頃から始めた、息止めノルマは、口や鼻にガムテープやサランラップを巻くという方法などに進化しながら今でも続いています。道具がなくても簡単に自分を追い詰められる方法を私の脳内管理人は気に入ってしまったようです。

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操・・・5歳の時にMに目覚め、隠れて自分を苛め続ける。高校2年のとき、インターネットで知り合った男性を通してSMを知り、それ以来SMの世界に浸かる。痛みや苦しみを与えられると身体が反応し、相手に命を預けることで愛を感じる。

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