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上野の徳川美術館へ行ったとき、「みかけはこわいがとんだいい人だ」との但し書き? がある浮世絵を見た。
歌川国芳が制作したというその絵は、裸の人間がおおぜい、ぎゅうぎゅうに押し合いへし合いしてくっつきあって、ひとりの人間の顔を形作っているという、なんとも面妖な絵だった。
自分の感覚では、裸の人間がぜんぶ女性だったと記憶していた。けれども、ちょっと調べてみると、実はみんな男である。それらが寄り集まって、鼻だの口だのの凸凹を構成し(鼻のつるんとしたでっぱりは、男の裸尻がへばりついてできている)、全体でみるとひとりの顔になっているという、へんてこりんなものである。
で、昨日夢を見た。
縦横五メートル以上はありそうな、大きな球体がスタジオにある。ロッククライミングの練習場みたいに、突起がたくさんついている。裸のグラマーな巨乳の女の人がいっぱい集まって、それによじ登ろうとしているのだ。
秩序だって順番によじ登ればいいのに、いっぺんにわらわらと登るものだから、ひどい混雑になっている。でも、裸のグラマー巨乳美女たちがうじゃうじゃと密集して、もつれあっているのも、わるくないと思っている。
「はい、あなたは、一番だから、もっと右です」とか、「十番の人は、もっと腰をひねって真横になって」とか、あれこれ指図しているのを見ると、どうやら、生身の女体をつかって、実物の「みかけはこわいがとんだいい人だ」を制作しようと、画策しているらしい。自分は、いっしょうけんめい汗をかいて、女体盛りの巨大顔面を作り上げようとしているらしい。
むっちりとした太ももとその内側に、赤色をべったりつけた女性は、おそらく巨大顔の「唇」になるのだろう。なんとか真横に体勢をとろうと必死になっているのだが、力足りずすぐに落下してしまう。「鼻」の係りの女性もたよりない。和式トイレにしゃがみこみ、ウンチをするような格好になったとたん、ずるずる落ちてしまった。ひとりが落ちると、せっかくよじ登った何人かが、巻き添えに落ちる。キャーという悲鳴があがったりもする。
「時間がない」と、どうやら焦っている。なにか締め切りがあって、すぐにでも巨大顔面をつくりあげないと、差しさわりがあるようなのだ。でも、このペースでは、永遠に作りあげられそうにない。圧倒的に女たちの体力・握力が不足している。
色白のグラマーな巨乳の女体でつくりあげる顔が完成すれば、すごくいい眺めだろうなと思っていた。文責:丸眼鏡