変態動画専門サイト マニア秘宝館

SM・緊縛・お尻・M女・熟女・スカトロ・女装子・おむつ・コミックetc. 三和出版が運営する変態アダルト動画専門サイト

真・エゴイストのつぶやき 29回

「ご主人様養成講座 前編」

親愛なるO様、ついにこの秘宝館(?)も29作まで書かせていただき、心より感謝申し上げます。

そして、こんなページにも目を通してやろうという、まさにマニア(エゴイスト同士)の皆様、ありがとうございます。

今更ながら、振り返れば20回を書いていた頃は在学中。学業やらあれこれ病に陥ってもクビにならなかった我が身。いつも毒舌書きたい放題の私は本当に恵まれているとありがたく思っております。

「タイトルが気になって見てるんだから、早く本題え!」と聞こえてきそうなので、もったいぶりながらでわでわ・・・・

ウミガメとわ、仕事絡みで知り合った。「ウミガメ」というだけで風格わあるが、さてどこから語ろうか。

私としてわ、そんなつもりわ全くなかった。が、これぞよくいう「引き寄せの法則」。最近私わよくその法則通りのことが起きている。

恋人わいるか、あるいわ所帯持ちなのかなど、ウミガメに聞かれるがまま応じていた。
普段からオープンマインド(良くも悪くも)なので、多恋人主義だと私もバカ正直に応えた。
ウミガメの狙いわ詠めていたが、その時一線跨ぐべきでわないと感じ、寄ってきた彼を、「人としてわ魅力的だけど、生理的に受け付けない」と木っ端微塵に追い払った。
が、何となくいつもの私の第六感に奇妙な後味を感じた。

そして数週間後、予想的中し、眼の前に現れたウミガメが、本性(すっぴんて表現のほうが適切かな)で現れた瞬間、「またレアくじ引いた」と心の中で舌打ちして苦笑いせずにわいられなかった。
無駄に身についた私の嗅覚は、相変わらず敏感にそのにおいに反応した。
視力を補うため、プラス天から授かったありがた迷惑な特殊機能、夜空の月と問答したくなる。

自分の感じたことを確かめる意味もあり、ウミガメに占い師のような言い回しで問いかけてみた。
ウミガメわ冷静かつ淡々とした口調で切り替えしてきた。

「そのにおい、とやらわ、同種の人間と関わらなければ身につかないはず。お互いちょいと語り合おうじゃないか。」

やれやれ、私の人生の転機にわ、この類の人間が登場する。

今までわチャンスを暗示してきたので、今回も順調に条件わ揃った。この類にわ本音で話した方が無駄がない。
一息ついて、聞かれるがまま、かつてクラブ活動を中心にしていた生粋のMだと正々堂々名乗り出た。
対して先方わ、某業界でそれなりの地位ある「自称変態」だと明かした。
クラブでよくあるタイプ。男わSでありたがるが、大概私にとってわ「変態」という純粋(?)なSM人と似て非なるカテゴリー。

それわそれで私としてわ、学ぶところ多く。だから先輩方のいわんとすることが体験できたわけだが。
大事なのわ、お互いそこを尊重して目線の高さを平等にすること。
そもそも、この話を言及することになったのわ、彼のような風格なら当然、お相手の女性がいたから。
その女性にわMの趣向があり、ウミガメわ彼女のその性癖を満たしてあげたかったのだ。 

そして、私わちゃっかりこれを題材にさせてもらおう、と考えていた。
だが、ウミガメと出会って半年ほど経ったとき、その女性わ急病で呆気なく他界してしまったのだ。

「相手の親父さんとわ仲良くて、独りでずっと涙流したよ。」

しばし連絡なく、報告にきたとき、彼わ静かに告げた。

「あなたの人柄が普段どうであるか、にわ申し訳ないほど関心わありません。でもあなたに涙を流させるほどの女性って、どれだけ素敵な方だったかわ非常に興味深い。」

そう応え、でわこれで私とのこの追求、終了しますか? と問いかけた。

「これから、まだ自分わ生きていく。ならば自分がアブノーマルな部分について一緒に掘り下げてもらいたい。」

彼わそう応えた。
憶測だが、彼わ彼女を失った傷を埋めたかったのかもしれない。
少なくとも私の中で、会ったことのないその女性わ生き続ける。この作品わ、ウミガメと見出した答えと、彼女えの経緯として捧げよう。ウミガメのこれからのためにも。

話を戻そう。
かくして、表舞台から雲隠れした私だが、袖触れ合うも何とやら。Mだとわ思えないし、もしS性が自分にあるとしたら、どんなものかを知りたい、という個人的依頼に応じ、いざ「ご主人様養成講座」開始。

あくまで恋愛関係の延長。
そして性行為の前儀として。まず1番大事なことわ、

「お互いが楽しく、満足できることが何より」と私わ話した。

そして、でわ具体的にどんなときにお互いが興奮するかを聞き取り調査。
だが、かくいう私自身が、恋人としての延長としてSMになったことがない。改めて考えれば、手探り状態。

まずわ、彼女のどんな時にM性を感じ、それに彼がどう対応し、どんな気持ちになるかを追求してみた。
彼女わ、乳首を痛めつけられると興奮。
その悲鳴で彼自身も気が高ぶる。「言葉責めについて」という本をウミガメわ読んで実践してみたらしい。(あるだろうとわ思ったが、いつか私も目を通してみたい。)実践してみて、厭らし言葉を言わされると、彼女わ興奮、だが。ウミガメ自身正直ピンとこないのだと。
そもそも口数少ない彼だから、そこわ何となくわかる気がした。

それから、これわどちらかというとウミガメの趣向で、ローションプレイが彼わ好きで、そこわどうやらお互い楽しめている、と彼わ話した。

つまり、本格的道具わ今のところ要さない、ちょっと痛い系、加えてウエット系が彼らのポイントとして、そこから掘り下げてみてわ? 私わそう切り出した。
そして、Sとして立ち居振る舞うならば、彼自身の趣向を明らかにし、それを相手も快楽として導くのが、所謂「調教」である。

本格的に「養成講座」として受け入れるのわ稀な取り組み。
そして、彼女亡き後、私が代わりとなったとき、結論わ意外な展開え・・・・

記念すべき第30回えつづく。

穂澄