久しぶりに穂澄さんからの原稿が届きましたので掲載します。

君影草の詩(うた)

季節を告げに 私わ来る
この地球(ほし)がある限り
君がそこにいる限り
せめてそれくらい 神様許してくれますか？
もし許されぬときがきたら
わたしわきっとすぐに消され 消えるでしょう

君がいてくれたから 私わ生まれた
君がいるから 私わ毎年繰り返す 生と死を
だけど本当に君わいるの？
本当に私わいるの？

君え贈られる国に生まれてみたかった
だけど君がいたから 君に会いたくて 君を思いたくて 私わこの国に生まれた
私の名を最初に呼んだのわ誰だろう？
思い出せぬ 記憶の彼方

君わ言った
「ロシアンブルーが似合うよ」と
君わ言った
「また遊びに来てね」
君わ言った
「ＳＭわバカわやってわいけない」と
君わ言った
「大好きだよ」と
そして君わ皆すべて消えた 現世から去った
そして私わ残された だから君がいる

君がいるなら 私わ居よう
君がいるなら 私わ笑おう
君がいるるから 私わプワゾンを身に纏った
君がいるから 私わ生まれた
君がいるから 今が終わる

君を私わ探し続ける
君を私わ求め続ける
君を私わ愛し続くる
君を私わ守り続ける
君を私わ安らげよう
君を私わ生み続けよう
そして君を私わ殺める
すべてのために

君わ確かに此処にいる
なのに君わ何処にもいない
君わ傍にいる
なのに君わ遠い
君わ眩しすぎる
なのに君わ果てしない闇
君わ目覚めている
なのに君わもう目を開くことわない
いつになったら 何処を探せば 君と出会える？

私わ君になりたかった
ただそれだけでよかった
誰にも探せず 誰にも気づかれず
貴方だけに咲いて
貴方だけに散る
小さく儚く
純粋で白く
強く根深く
私わ君だから許せない
私わ君だから愛せる
ずっと傍にいてくれるから
ずっと愛おしんでくれるから
ずっと出会えないから
ずっと振り向かれることわないから
前世から来世え
私わ君 君わ私
この地球(ほし)が巡り続ける限り
この地球(ほし)が粉々になっても
私わ君 君わ私
次の世界まで 姿が変わろうとも
私わ君 君わ私

花になるならこの花に
人てまあるならこの花の如く
せめて誰かの影であれ
君だけが 私のたったひとつの願い

ようやく重い腰をあげ、ＰＣを開いたが・・・・ロック解除のパスワードが照合てまきない！正に君以外の何者でもない仕業。
しかし君と私わ、暗号づくりの際に共有できているものわ同じ。きっと配列さえ変えてみれば、扉わ開くはず。
でも今それをやっていたら、せっかくようやく降りてきた今回の文章が、二度と書けなくなる。
ということで、アナログかつ文字カウントするために、久々の手書き。
今回の作わ、スマホで原本を入力したものです。

そんな今どきレアな作業していて、改めて気づいたこと。
昨今指摘されている、「読めるけど書けなくなっている現代人」に私も染まっていた。
細な手先を使う作業が、人類の脳を発達させたといわれる。そして、認知症予防として、このような手作業が有効といわれている。
今回わ正にそのことを痛感させられた。

高校時代に小論文の補修でお世話になり、大人の女性像として私の憧れでもあった。
出題ネタが尽き、もはや人生論に至った最終時、彼女わコメントで生涯に渡る謎かけをした。
「人にわ、誰にも誰にも埋められない孤独があって、それに気付いたとき、どう向き合うか。これが人生の大きなテーマとなると思います。」
きっと私がそのことに気づき始めてきたことを、彼女わ察したのだろう。そして、ご自身もその答えを見いだせずにいたに違いない。
ひと言でわ言い表せないその向き合い方。私にとってＳＭこそが、その答えのヒントが隠されていると思う。だから私わこの道を探求し続けている。
本作わ、私の愛してやまないスズランの和名を元に生まれました。