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真・エゴイストのつぶやき 第24回  2021リゾートの逃避

2021リゾートの逃避

皆様お久しぶりです。
無事に国家試験を終えることができ、合格しました!
昨年夏にまたまた生死を分けるような不本意な事件が起こりましたが、その話はまた次回。
とにかく今はその傷跡? のリハビリに専念して、日々穏やかに過ごしております。

ということで、心身の健康のため、緊急事態解除前に某リゾート地にきています。
度々訪れているので
、ホテルの方々もお馴染み。チェックインしたら、ルームサービスを、サービスでコーヒーとケーキをいただきました。

このまま海に飛び込めそうな角部屋が、なぜかいつも私仕様(笑)海に入るわけではないけど、潮風はやはり都内より心地よく。

テレビなんて我が家にないものがこちらにはあるけれど、そんなの見たって楽しくない。
なぜいつもバカバカしいバラエティや不幸、不安を煽るようなニュースしかこのパネルからは流れないのだろう? 幼いときからなぜかほとんど興味がない。

リゾードの魅力は、世間様からすれば、非日常的な生活をしている私が、人並みに日時を味わえるから!
顔なじみが周りにいて、黙っていても決まった時間に食事になる。これだけでも普段の私生活を振り返れば世間並み。

ちなみに私の私生活には、1日3食だとか、何時に何をするか、なんて卒業してからようやく解放されたから、もう水を得た魚。(元担任からは、なぜかクジラみたいだと言われたが・・・・)

そして、リゾート前には、これまた緊急事態だが、密を避けて某SMイベントへお付きをつけてお忍び拝見。
ずいぶんカジュアル化して、いわゆるいんびさというものがかなり欠けていたのが残念な気がした。

変態業界に、正統派ってどういうことかわからないが、デビュー当初から、周りの先輩方に、

「あなたは正統派だからそれを貫いて継承してほしい」

と言われたことは、未だに記憶に留めている。そして、その意味することを考え続けている。

先日のイベントに参列し、そのキーワードは、ずばり、「いんびさ」や「恥じらい」ではないかと感じた。
M女さんのケロリとしたリアクション、オープン過ぎるパフォーマンスに何か自分の抱いているものと異なる違和感を覚えた。

もちろん、変態は変態、どんな性癖もひていしたりはしない。
だけど、私のSMに対する世界観とはやはり違うように思う。が、これもまた、どれが正しいなんていうことはない。
言いたいのは、SMはあくまで、ステージであっても、どこか「秘事」要素を醸し出していてほしいということだ。
いきなり互いに素に戻ったやり取りを、観客に見せてほしくなかったということ。

書いているうちに今までに出会った様々な性癖を持つ人たちの姿が頭をよぎってきた。
長くクラブ活動もしていたが、一番の醍醐味は、やはりその相手がどんな性癖で、どうしたら興奮させるのか。
そこに自分にも似た部分や、新たな自己の発見があったりするのがたまらない。

私の場合、例えば飲尿がそのひとつ。
まさかそこにツボがあるなんて思ったことがなかった。しかし、何度か通ってくださっていた方が、あるとき飲ませようとして私自らも素直に受け入れることができた。
そのとき感じた。
「愛おしい人の体液が、自分の中に取り込まれ、やがて身体の一部となる」
ことを想像したら、とても満ち溢れる感情を覚えた体験は、今でも忘れがたい。

リゾートにきても、なお変態妄想尽きぬ強欲ぶり。
もうすぐ夏がくるのだから、遊び相手をニューノーマルに、なんてことまで考えるていたりする。

穂澄