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千葉曳三調教リポート◎哀哭の女たち13 『鼻責め考』
今では鼻責めはSMDVDやサイトで頻繁に見られるようになったが、
二十数年前、私が全編鼻責めのビデオを出した時は、
「こんなものを作品にするなんて」などと顰蹙(ひんしゅく)をかったものだった。
ただ、マニアからは
「あんなふうに鼻を縦横に拡げる責めを
初めて(本当に初かどうかは判らないが)見ました」
との賛辞も少しはいただいた。
それまでも鼻フックを装着された女性のグラビアは少しはあった。
だが私は女性を縛り上げたうえ、
鼻孔を縦だけでなく横にも拡げたら、
彼女はどれほど打ちひしがれた気持ちになるだろう、と考え、
それを実行せずにはいられなくなったのである。
そもそもどうして鼻責めなどをやるのだろう。
美しい女性なら美しいままでよいではないか。
どうしてあるがままの美を愛でることができないのか。
人はそういうだろう。
だが考えてみればSMそのものが自然の美を歪める行為ではないか。
古の時代から完全な美と讃えられてきた女性の裸体美、
それを縄や拘束具で歪め、はては白磁の肌を傷つけさえする。
それがSMという行為ではないのか。
だが、浮世絵師にして日本の縄師の草分けである故伊藤晴雨師は、
『縛られた女は美しい』
と言った。
一部の人(たぶん故晴雨師も、そして私もまたその一部に含まれるのだが……)は、
神が与え給うた天然の美では飽き足らないのだ。
それを一度否定し、壊して、
新たに自分の手を加えて作られたものでなければ満ち足りない。
それが美であるとは言わなくとも、それに心を動かされるのだ。
さて、今回の生贄は山田実桜。彼女も本欄には二度目である。
一度目(『哀哭の女たち10回』)はバイブ等による2穴責めが中心だったが、
今回の調教では鼻責め、乳首クリップ責めが中心となっている。
そしてこちらの方が上品なお嬢様タイプの
彼女の魅力が引き出されているように感じる。
いつものように緩やかな責めから始めていったのだが、
指を鼻頂に掛け、ひきあげたとき、私のマニア心に火が点いた。
それまで涼やかで上品に見えていた実桜が、
一気に無残にひしがれた姿に変わった。
私の手で嬲られている顔だけでなく、
歪めた口、眉間に皺を寄せきつく閉じられた目。
私の手に抗おうと悶える体全体から、暴虐に弄ばれる無残な女。
という空気を醸し出していた。
ああ、そうか。彼女はこんなふうに堕とされ、
顔を蹂躙されている姿が似合っていたのか、
とそのとき私は思ったものだ。
当然私は鼻孔の横にもフックを取り付ける。
四方に拡げられ、まるで猪のようにひしゃげた鼻。
「ほら、自分の顔を見てごらん」
カメラのモニターを見せつける。
私にとってはふだんからやり慣れたことでも、
ほとんどの女性には初めてのことだ。
変わり果てた自分の姿に一瞬、
「いや……」
と顔を背けたが、
再び促されるとうす目をあけ大映しにされた自分の顔に目をやる。
ここまで蹂躙されれてはもう諦めてしまったのか、
それとも予想だにしなかった暴虐の行為が現実と思えないのか、
ぼんやりとモニターを見つめていた。
実桜はお嬢様的な雰囲気を持っているのと、
もう一つ長所がある。
それは乳房だ。Dカップある。
私のもとには星野蜜をはじめ、Gカップ、HカップのM女もいるので、
とりわけ巨乳とは言えないが、
色素が少なくきめの細かい肌と相まって美乳である。
その尖りはきれいな桜色で、
加えて痛みにも強い。
セックスのおり、もっときつく抓まんで、
と男におねだりしたこともあるそうだ。
ネジ付きクリップで挟むと、いつもより強くネジを締め上げた。
ついでに舌にもクリップで挟む。
もちろん鼻孔を四方に拡げる鼻フックは付けられたままだ。
そうしておいて、それぞれのクリップに釣り用の重りを吊るした。
重りはかなり大きい、100gのものだ。
さすがに、
「痛い、痛い……」
と悲鳴を上げた。
だが私はそれでも立ち上がるように命じた。
実桜は立ち上がるのを躊躇した。
立てば重りが揺れ、乳首や舌の痛さが増すからだ。
私は鼻フックの紐を上の吊り用の環に通し引っ張った。
実桜は立ち上がるしかない。
重りが揺れる。私は悪戯心でさらに重りを揺らす。
「キェー……」
という悲鳴。
鼻と舌を逆方向に引かれているので、
ひしゃげた声にしかならない。
鼻孔を引き拡げられ舌も引き出されて、
自慢の乳房も重りで歪められた実桜。
最初に見た清楚な美は失われている。
だが自然の理に逆らう愚者の目には、
今の実桜の方が心ときめくのだ。
このあと、実桜も浣腸・排泄でとどめをさされることとなる。
[お知らせ]
今回の山田美桜の調教の様子は 万縄レーベルYH-007 『鼻哭令嬢 極痛折檻顔面崩壊と乳首陰核分銅吊り』に収録されています。
お問い合わせ tanbikaiking@yahoo.co.jp
万縄レーベルYH-007『鼻哭令嬢 極痛折檻顔面崩壊と乳首陰核分銅吊り』
【千葉曳三】
縄師、調教師。S男とM女のためのサークル『耽美会』の主宰。
自身のDVDレーベルとして耽美会、万縄(よろずなわ)を制作している。
幼い頃から自己の中のS性を自覚しており、
自分をマルキ・ド・サドの生まれ変わりではないか、とさえ思っている。
鼻責めが多く取り上げられるが、縛りはもちろん浣腸、スカトロ、
時には針や乳房吊りなど興味はSM全般に亘る。
※千葉への質問等、直接連絡を取りたい方は下記メールまで。
tanbikaiking@yahoo.co.jp
郵便の場合は、
〒273-0099 船橋郵便局私書箱37号 千葉曳三 まで。