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千葉曳三調教リポート◎哀哭の女たち12 『顔責め特殊器具』
私はこれまでさまざまの責め具を作ってきた。
私が使用する鼻フックもすべて手製である。
鼻フック一つにしても、
強く引いても外れず、かつ肌や粘膜を傷つけないもの、
となると自分で作るほかはない。
鼻や鼻孔の大きさ、形は千差万別である。
ひとりの女にうまくいったからといって、他の女にも合うというわけにはいかない。
となればその場その場で自作するほかない。
私のアイテムは全て、
撮影が目的ではなくプレイのために作られている。
私は第一にマニアである。
撮影、作品はすべて二次的に生み出されたものだ。
だから見てくれは二の次で、
どうすれば私の企図した責めができるか、
を第一に考える。
(だから私の作るアイテムは無骨であることが多い。)
余談であるが、M女とのプレイというのは実にデリケートである。
ちょっとした間延びが相手の心を冷めさせる。
逆にスムーズに事が運べば、
それまで彼女が受けられなかった責めでも受け入れられるようになる。
だから使いやすいアイテムというものは必須である。
そんなことを考えながらいろんな道具を作ってきた。
さて、顔責め具に限って言えば、
私が作ったアイテムの中でも、
とりわけマニア諸氏へのインパクトが強かったのがスカルビンとツェッペリンである。
↑スカルビン
↑ツェッペリン
これらはM女との二人きりの鼻責めプレイのために作られた。
鼻フックを装填したまま他の責めを加えようとすると、
どうしても外れたり、緩んだりしてしまう。
そのような不具合をどうにかしようと作ったのがスカルビンである。
ご覧のとおり、スカルビンはけっして外れない。
緩まない。鉄製のネジ式なので、機械的に非情にM女の鼻をめくり上げる。
(バラエティー番組などで見るヘルメットに鼻フックを付けたものはヘルメットが重すぎて実際のプレイでは用をなさない)
スカルビンを装着されたつるのゆうちゃんを見ていただきたい。
いかに彼女の顔が逃れようのない状態であるか、お解りだろう。
英語で頭蓋骨を表すスカルと、
ドイツ語での女奴隷【スクラビン】を合わせたのが、
スカルビン命名の由来である。
さて、スカルビンは有用ではあるが、
例えばマングリ返しにすることは出来ない。
無理にすれば後頭部を傷つけてしまうだろう。
なんとか顔の前面だけでまとめられないか、と考えて、
試行錯誤のあげく生み出されたのがツェッペリンである。
欧米でも似た器具はあるが、いずれも大掛かりで、
据え付けた枠の中にM女が顔を突っ込む、という仕掛けだ。
これではM女を動き回らせることはできない。
鉄の枠を作れば良いだけじゃないか、
と思われる方がおられるかもしれない。
作ってみられればよい。鉄枠が顔や頭の骨のあちこちに当り、
M女は痛がって、とてもプレイどころではなくなるだろう。
ご覧の曲線と、材質、枠幅、大きさを決定するなど、
そうしてこの色、この形にたどり着くまでに数ヶ月を要している。
もっとも外側のややチャラチャラした飾りは完成した嬉しさのあまり、
ちょっとした洒落心で取り付けたものだ。
これも名前の由来は、
第一次大戦当時ナチス・ドイツの爆撃用飛行船ツェッペリンの名を借りた。
最終兵器と言われた、まだ戦闘機の無い時代、最終兵器と呼ばれたものだ。
(もっともこれが顔責めの最終兵器であるかといえば、
もっと進化形があるように思うが……。)
万縄(よろずなわ)の新作、『鼻哭・顔責め浣腸』では、
美麗魔女・後藤あづさがこのツェッペリンでたっぷりと責め上げられている。
他にも鼻六方開きや鼻フック・舌クリップ異方向引きなどもやったが、
やはり一番のみどころはツェッペリンでの顔責めだろう。
(直線的な顔のあづさは
特にツェッペリンの似合う女性だと私は思っている)
鉄製の器具で機械的に鼻孔をめくられたまま鼻環まで付けられて、
床を這い回るあづさ。
肉感的な体を赤い蝋涙で染め上げられる。
そして口に蝋燭を咥えて自らの胸に蝋を垂らすことを強要される。
私はそんなあづさの責められる姿に、
ナチス・ドイツの無残な拷問を重ね合わせている。
非情な責めのあとはバイブのご褒美。
しかしそのときもツェッペリンを外されることはなかった。
最後はあづさのお好みの浣腸・排泄。いつもにまさる派手な出しっぷりだが、これは蛇足だったかもしれない。
[お知らせ]
今回の後藤あづさのツェッペリン調教は 万縄レーベルYH-006 『鼻哭・顔責め浣腸』に収録、5月14日に全国発売されます。また、つるのゆうスカルビン調教はYH-004『キャリア魔女・転落と崩壊』、全国発売中です。
お問い合わせ tanbikaiking@yahoo.co.jp
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万縄レーベルYH-006『鼻哭・顔責め浣腸』
万縄レーベルYH-004『鼻哭・キャリア魔女転落と崩壊』
【千葉曳三】
縄師、調教師。S男とM女のためのサークル『耽美会』の主宰。
自身のDVDレーベルとして耽美会、万縄(よろずなわ)を制作している。
幼い頃から自己の中のS性を自覚しており、
自分をマルキ・ド・サドの生まれ変わりではないか、とさえ思っている。
鼻責めが多く取り上げられるが、縛りはもちろん浣腸、スカトロ、
時には針や乳房吊りなど興味はSM全般に亘る。
※千葉への質問等、直接連絡を取りたい方は下記メールまで。
tanbikaiking@yahoo.co.jp
郵便の場合は、
〒273-0099 船橋郵便局私書箱37号 千葉曳三 まで。