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あるシナリオ作家のおピンクな日々 第7回 【ピンク映画館のこと その2】 

ピンク映画のシナリオライターをしている鎌田一利氏による書き下ろしピンク・コラム。


前回に引き続き、ピンク映画館での出来事であります。

本当に館内に入れば、そこで行われている「できごと」は正に多彩な色模様がくり広げられています。
前回も書きました一人でオナニーをするようなことくらいは、全く珍しい光景ではありません。
ティシュが床や座席に落ちているのを見るたびに、どんな行為がここで行われたのだろう?
と、私は想像を逞しく膨らませたりします。
ひとりでは到底使わない程のティシュの山を見る事さえあります。
以下は、そんな映画館で、体験した私の実話です。
私がいつもように席に座って映画を見ていると、何か知らないけれど耳たぶにファワァと温かいものが感じられます。
それは、まるで生身の人肌にも近い風のような感じでありまして、
ちょいと気持ち良いと思ったのも事実でありました。
ここだけの話、耳は私の性感帯のひとつで、触られるだけで心地よいのであります。
あまり気にせずに見続けていると、今度は後ろからニュウと指先が伸びてきたのです。
席と席の隙間から……手が差し伸ばされてきたのです。そして私の脇から腕に触れようとするではありませんか!
もうこれには驚いて、すぐに立ち上がり、席を代えたのはいうまでもありません。
そう先ほど、耳たぶにかかった生温かいものは、後ろの人の吐く息だったことが分かりました。
どうりで気持ちが良かったわけです(笑)
でもまだ、これはユルイい方でありまして、どうどうとお触り行為をされる方もいらっしゃいます。
ピンク映画館では当然、映画を見る為に席に座っている方もいらっしゃいますが、
それとは逆に館内をウロウロと歩き回っている方も多くいます。
何故かって?
お相手を探すためです。
来館される方のなかには、気軽にヌイてもらうのを目的に、いらっしゃる方が正直いるのです。
とは言っても、やっぱりヌイてあげる方にもタイプがあるわけでしょうか?
誰でもいいという事ではないようで、映画館の中をゾンビのようにウロウロと徘徊する方がいるのです。
今はもうなくなった劇場での出来事だったのですが、席は満席でした。
私も周囲がごったがえす中で映画を見ていたのですが、映画が始まってしばらく経った頃、
何やら膝にモゾモゾと当たるものがあります。初めは混雑しているから、そのせいかと考えてましたが、
その触れ具合に少しづつ強さが加わってくるのです。
そこでアッと思いました。確実にこれは、痴○行為だな! と。
普通なら、そこで「止めてください」と言ったり、手で振り払えば済むことなのですが、
その時は、どう行為を行うのだろうか? と実験台ではないけれど、好奇心に負け、
自分で体験してみようと思ったのでした。
それで、そのままの状態でいると、だんだん手のひらが股間に伸びてきて、
ズボンの上から私のペニスをナデナデします。
これが正直、信じられないくらい上手なんですね。たちまち私はペニスを大きくしてしまいました。
すると痴○相手も、私のペニスが大きくなったのを感じ取り、
今度はズボンのチャックを下げてパンツの中に手を差し伸べてきて、
ナマで私のペニスをゆっくりしごくように触れてきます。
だんだんと私は気持ちよくなっていきました。
本音を言えば、このまましごいてイカせてもらっても良いかな? と、思っていたのですが、
次に痴○はベルトに手をかけて、ズボンを下げようとするのです。
そこで、私はハッと正気に戻って、その手を避けて、チャックを上げたのでした。
多分、あのままいけばフェラチオをされていたのではないのか? と想像するのですが、
今となってはわかりません。でも体験しておけばよかったかなぁ(笑)。
ちなみに、相手の男性は、三〇半ばくらいの男性でありました。
その他、まだまだ書きたい実態見聞録はあるのですが、今回はこの辺で終わりにします。
ピンク映画館は当然、映画を見る空間です。当たり前ですが、映画を真剣に見ている方も大勢います。
初めはちょっぴり怖かったりするかもしれませんが、お近くに劇場がある方はぜひ足を運んでください。
もっとも、今回書いたような出来事を興味半分で見学に行くのもよい事だと思います。
でも、そんな中でフッとスクリーンを見てみて、映画が面白いと感じたら、
次回からは映画目的で劇場に行ってくだされば、嬉しいです。
みなさん、ぜひ劇場でピンク映画をご覧になってください。
 


 
筆者○鎌田一利
高校2年の時、日本映画史に残る大名匠・木下恵介監督が講演会にて私のファンレターを読みあげ「熊本の少年に幸あれ!」と仰ってくださるも、何処で道を違えたか、ピンク映画、B級SFホラー映画(特にメキシコ&スペイン物)、古い邦画(特に大映時代劇)をこよなく愛し、好きが高じて、星野スミレ名義で加藤義一監督「主婦マル秘不倫後ろから出して」(2012 年9月28日公開)というピンク映画でシナリオ作家デビュー。
2013年春には鎌田一利名義で書いた第2作目(加藤義一監督:不倫OL びんかん濡れ白書)が劇場公開!
ピンク映画界の巨匠、池島ゆたか監督より「キネマ怪人」、清水大敬監督から「鎌田金太郎」、加藤義一監督には「しょ~もない映画評論家」という肩書きを頂いた駆け出しのシナリオ作家です。