関連記事 記事&コラムえROYター通信 〜バルセロナより愛を込めて〜 その2 記事&コラムえROYター通信☆マニア秘宝館 〜バルセロナより愛を込めて〜 記事&コラムNo’31(トランテアン)〜 真エゴイストの呟き 最終話 記事&コラム真・エゴイストのつぶやき 30回 SM/緊縛 刊行物【マニア倶楽部2024年5月号】が発売中です 刊行物 女装子/ニューハーフ【どすけべ変態オトコノ娘】が発売中です SM/緊縛 刊行物【人妻マゾ調教倶楽部】が発売中です SM/緊縛 刊行物【投稿愛奴通信】が発売中です おむつ/おもらし 刊行物【おむつDVDマガジン】が発売中です 刊行物【母子情交告白集 第2集】が発売中です
4月10日木曜日、以前より交流のあったスペイン人緊縛師Albertoが主催している縄講習会に参加してきました。
きっかけは、Albertoの生徒兼モデル(モデル兼生徒?)のIreneが誘ってくれたこと。
この2年の間に活動拠点を作ったようなことは、SNSを通して知っていました。
そこで講習会やショーなどのイベントを開催していることも。
その場所は、2年前にはただのレンタル画廊(?)だったような気がするが、(一度だけ展示を見たことかあるのです)現在はスペースも広くなり、奥には小劇場のスペースまで完備されていた。
完全に、芸術活動のための施設に変わっていた。
あとなぜかBARスペースもありました。
(街中にもたくさんありますし、Bar文化なのでしょう、おそらく。)
約2年ぶりの再開にも関わらず、AlbertoもIreneも温かく歓迎してくれて、めちゃくちゃ嬉しかった。
たくさんハグをしてたくさんの、嬉しいと会いたかったを伝えました。
どうやら今日はIreneが衆人の面前で講義をするらしく、少し緊張しているようでした。
予定開始時間通りに始まらないのがスペインらしいといいますか、開始時間をいくぶんか過ぎた頃、講習会が始まりました。
最初はmiedo、つまり恐怖という感情についてパワーポイントとスクリーンを使った座学から。
まだまだスペイン語を完璧に聞き取れないのでニュアンス的な要素だけなんとな〜く感じ取りつつも、非常に興味深い座学でした。
脳神経学っぽいところまで突っ込んでいました。
恐怖を感じると出てくる神経伝達物質のことなどなど。
座学が終わると実技に移ります。
本日のテーマが、恐怖、なのでいかに恐怖を与えつつ縛るか、という感じでしょうか。
私も僭越ながら縛られてみました。
Ireneにも縛っていただきました。
2年前はキレイなモデルさんだったのに、そんな方に縛られるという現実がまた、私を快楽の世界に引きずり込んだのでございます。
その後、Albertoからお誘いいただけて、僭越ながらみなさまの前で緊縛していただいてしまいました。
最後は、自吊りの講習をして、本日の縄講習会は終了、みんなでスペースのお片付けをしました。
ところで、緊縛講習の様子の写真を見ていただけるとわかると思うのですが、Albertoの縛り方は日本で最初に学んだ後手縛りではなく両手が身体の側面にある状態のまま縛り始めます。
これはなぜかと質問しますと、身体が硬くて手を後ろに回せない人もいるからだということでした。
確かに過去にSNSで講習会の様子の写真を見たとき、車椅子で参加されている方もいらっしゃいました。
どんな方でも参加できることを考えてのことかもしれません。
※もちろん、一般的な後手縛りもしっかりとできる方です。
次に、私が最初にAlbertoの縛りを見たときに感じた、西洋絵画のような感じについて質問しました。
それは、緊縛時におけるAlbertoの中にあるイメージが、宗教画などに見られる女性像だからでした。
彼自身はキリスト教徒ではありませんが、スペイン人である彼にとってキリスト教はとても身近な文化。
我々日本人にとって、神道や仏教が文化や習慣が生活に根付き、考え方や行動に影響を与えているように、彼にとってはキリスト教が思考や行動に影響を与えている文化なのですね。
だから、緊縛時においても意識するのは日本の死刑や拷問、女性が縛られているイメージではなく、宗教画が西洋絵画、聖書などに描かれる天からの光や神さま天使たち、とそこに描かれる女性が感じている恐怖や喜びをイメージして縛っている、、、とのことでした。
これを聞いてやっと、腑に落ちました。
彼の縛り方は、日本で学んだ縛り方とは一線を画していて、とにかく美しくてどこかの絵画で見たことがあるような感動と感覚がずっとありました。
縛られている女性の表情は苦しみを感じていても喜びに満ちた最後には輝くばかりの笑顔に変わるのです。
彼の縄は、彼が持つイメージや世界観が根本的に日本とは異なっていて、スペインに生まれ育った彼自身から生まれたイメージなのでした。
海外に輸入された縛りや緊縛文化は、そのまま模倣されがちですが、(偏見かもしれませんが、道場も畳に和室、道具も竹を使ったり和服が人気だったり)
Albertoのように、緊縛や縛りを自分の文化や生活習慣に落とし込んで表現することはとても面白いですし、文化が混ざり合うことで、また新しい文化が生まれるので、国ごとに表現方法の異なる縛りが生まれていくのはとても興味深いことであり楽しみでもありました。
スペインがキリスト教の国ということで知った、縛りや緊縛方法、表現方法の違い。(※もちろん、スペイン国内でも地域によって重要視している度数はことなります。キリスト教徒以外の方もたくさんいらっしゃいます。実際クラスメイトや友人はイスラム教徒だったりしますし、私の周りは無宗教の知り合いの方が多いくらいです
日本を飛び出した緊縛文化が他国ではどのように扱われ表現されているのか、ますます興味がわいた講習会でした。
Alberto主催の縄講習会は
毎週水曜日午後19時から22時まで開催中。
金曜日はショーが行われることもあります。
気さくなおっちゃん先生と可愛すぎる助手ちゃんが丁寧に教えてくれます!!
住所
Mutuo
Carrer de Méndez Núñez, 7, 08003 Barcelona
675 31 69 99
ちなみに4月末にモスクワで開催されるイベントにAlbertoとIreneが出演します!!
行けるのなら見に行きたいっ!! 学校と予算が、、、!
Moscou knot 2019
26,27,28/04/2019
http://www.moscowknot.ru/en.html