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以前も書きましたが、【いかなくても解る 図説 風俗マニュアル】 がおかげさまで好評のようです。
ありがとうございます。
そこで今回から何回かに分けて、風俗大好きな編集部Hのフーゾク実体験談を書いてもらうことにしました。
素敵な話も多いですが、このようなトホホ話もあるのが風俗の面白さなのですね。
数年前、Hたち撮影班が夏目漱石の『坊ちゃん』でも有名な、
四国の某市(まる分かりだ)にロケハン(ロケーションハンティング)に行ったときのことです。
お城、ため池、港、ロープウェイ……各所を回ってD温泉に泊まりました。
温泉街と言えば夜遊び。
夜遊びと言えば風俗。
HはひとりD温泉の外れのちょっと寂れた感じの飲み屋街を歩きました。
飲み屋街には、何件かのスナックというか喫茶店というか
微妙な感じの店構えのお店が並んでいました。
紫とか、ピンクのネオン看板が出ているけれど、
ほとんどが喫茶店のキーコーヒーのマークみたいな置き看板で、
大きな看板が輝いているような派手な店はありません。
ポン引きのような客引きもいませんでした。
ただ、その微妙なお店の前を通ると、
中から50がらみの小母さんがHに向かって声をかけて来ました。
「ちょっと寄っていきなさいよ。今、若いコが出ているから」
おおよそ、そんな感じのことを言われました。
(若いコ!)
風俗とか、エッチとか、そういうワードはぜんぜんありませんでしたが、
その一言で、そこがそういうお店だと解りました。
(これが、いわゆるちょんの間というやつだな)
Hは好奇心とスケベ心を刺激されました。
中に入ると薄暗い店内には、かなり古い感じのテーブル型のゲーム筐体が置かれ、
地方都市ならではの場末感が漂っていました。
「二階へどうぞ」
そう促され、Hはそのお店の二階に上がりました。
二間くらいあったと思いますが、その内のひとつに通されました。
布団と、水差しと、ティッシュの箱くらいしか無い、和室でした。
「すぐ、女のコくるから」
小母さんがそう言って出て行くとすく、その女のコが入って来ました。
若いコという話でしたが、
27、8歳……もしかしたら、30歳くらいだったかも知れません。
ほっそりとした女のコでした。
(まぁ、こういうところの若いっていうのは、このくらいなのかな?)
もともと、それほどロリコンの気が無いHは、
それほど気にしてはいませんでした。
「じゃあ、服を脱いで、そこに座ってください」
挨拶も早々に女のコはHを促しました。
(ああ、脱がせてくれたりとは、お喋りとかは無いのかな?)
Hは、言われるままに服を脱ぎ、ホーケイチンポを晒して布団に座りました。
なにかアルコール臭いおしぼりで、女のコがチンポを拭いてくれました。
チュウしたかったけど、キスNGだったらしく、拒否られました。
「時間があまり無いから……」
女のコもすぐに服を脱ぎます。
ちょっと影のある、暗い感じのコでした。
(なんだか、せわしないなぁ……)
普段は、ヘルスやピンサロでもしゃべりっぱなしなHにとっては、
女のコの態度は、なんだかよそよそしくて、とりつく島も無い感じを受けました。
(なんか……話さないと……)
女のコと話したい。
基本モテ無いHにとって、風俗は女のコと話せる貴重なひとときです。
なんとか会話の突破口が欲しいところでした。
そのとき、Hの眼に入ったのが、女のコの肌に入ったタトゥー。
太ももに牡丹(だったか薔薇だったか)、肩口になにかの模様。
そして、左側のオッパイの上に男性の名前らしいものが彫ってあります。
(彼氏の名前かな? ラブラブなのか?)
「これ、男の人の名前だよね。ラブラブじゃん」
Hが明るく話しかけたときです。
「聞かないでください。話したくないこともあるんで……」
女のコが、無表情のまま言いました。
怒ったり、泣いたりされるより、ずっと怖い瞬間でした。
ゴムを付けられ、女のコに挿入したけれど……
気持ちいいどころか時間終了まで針のむしろ状態のHでありました。
その翌日。
ロケハンも終わり、某県最後の夜です。
ちょんの間のせつない一夜で終わりたくなかったHは、
泊まっていたビジネスホテルの部屋から、
電話ボックスで拾っておいたチラシのお店に電話しました。
ホテトルです。
おまかせで呼んだ女のコは、すぐに部屋にやってきました。
ちょいとぽっちゃりの、30代。
でも、明るい感じのおねえさんでした。
(やっぱり、女のコは明るいのがいちばん)
Hは昨日満たされなかったエロ心をぽっちゃりねえさんにぶつけて弾けました。
ゴムをお口で付けていただき、チュウしながら、正常位で合体。
Hの動きにあわせておねえさんが「あんあん」鳴きます。
オナニーのやり過ぎで遅漏のHに、
「イキにくかったら、生でもいいよ」
とおねえさんが言ってくれました。
(このお姉さん、あたり!)
Hはゴムを外し、ぐいぐい突き上げます。
(おお、しかも、なんかざらざらした感触ですげぇ気持ちいい。これがカズノコ天井かっ?)
たっぷり射精し、なんどもチュウしながら、
「また会おうね……」
なんてピロートークで時間いっぱい楽しんだH。
(某県M市……終わりよければ全て良し!)
と意気揚々と東京に帰ってきたのですが……
……二週間後、ちんちんに大量のブツブツが
尖圭コンジロームでした(涙)。
(文責:H編集員)