えROYター通信☆マニア秘宝館 〜バルセロナより愛を込めて〜

久しぶりにROYさんより原稿と写真をお送り頂きましたので紹介します。

日本での思い出編

2019年3月。
新宿歌舞伎町にあるストリップ劇場、デラックス歌舞伎、にて最後のSMショーに出演させていただきました。

ご覧くださったみなさま、応援に来てくださったみなさま、お店のスタッフさん、何よりもワタクシの無理無茶を聞き入れてくださった龍崎紅羽さま、、、。
たくさんの方のご尽力お力添えのおかげで、できた公演でした。
本当にありがとうございます。
心より感謝申し上げます。

そして今回はデラカブに出演させていただくに当たるまでの経緯と心中をお話させていただきます。

バルセロナに行くことを決めたは良いが、あっちこっちのお店をフラフラ転々としていたワタクシ。
その理由は、SMは好きだけど自分は、いわゆるM女ではなくてただの“縄で縛られて吊り上げられて苦しい状態が好きなだけのエゴマゾヒスト”であると気づいてしまったからなのですね。

肉体的、性的快楽よりも、精神的快感にしか興味を得られない、興奮できないっ!!!!
性的快楽よりも精神的ノウイキの方が、勝ってしまうことに、気がついてしまったのですね、2017年バルセロナの旅で。
それ故、2018年の秋に思い切って、エレガンスさまに戻ってしまったわけでございます。

“デラカブに出たい。”(※注1)

その一心で。

もちろん、お店に出戻った理由の中に、バルセロナへの留学費用を稼ぐため、ということもありましたが、自分の気持ちが占める割合としては、デラカブへの出演が一番大きな要因でした。
しかも、お店に出戻ってから知ったのですが、どうやらデラカブは2019年の3月で最後になるということ。
ますます、リベンジしたい(※注2)!!! という気持ちが高まりました。

当初は口には出せませんでしたが、お酒の場で、お酒の力を借りて、思い切ってボス(※注3)に打ち明けました。
ボスはその場で紅羽さんにコンタクトを取って下さり、紅羽さんもご尽力下さり、そのおかげで、この度無事に出演と相成った次第でございます。

自分の考えるSM観を出し切りたい。
もちろん緊縛が一番好きですが、やはりそこはせっかくのデラカブ。緊縛ショーとは違う、SMショー。
それに何よりも、前回やりきれなかったことをやり切りたいという思いが強く、紅羽さんにもそういった自分の気持ちをお伝えいたしました。

死と再生。
苦しくて辛い、その先にある世界。
一流のアスリートは筋肉を作るときに、一度今の細胞を全部壊して新しく筋肉細胞を作るというお話を、かつて聞いたことがあります。
ワタクシにとってのSMが、まさにそれ。
常識や世論や世間一般の価値観によって、ガッチガチに固められた脳みそを、精神を、一度ぶっ壊したいのです。

自分にとって受け入れがたい現実や社会のストレス、世間一般の大多数による価値観によって、自分の心が壊れてしまう前に、自分を殺す。そうすることで、新しい自分に生まれ変われるのです。

ワタクシ自身が、世間ではマイノリティ寄りなため、この儀式がどうしても必要になるのです。
自分が、精神的に救われて、心が元気であるために。

ただ、普段の生活やお仕事では、どうしても逃げてしまいがちです。
いくらお仕事でSMプレイをしても、それは風俗の中のSMなのでございます。
初めて会うお客さまを心から信じて身を委ねることができるかというと、とても難しいことでございます。
性犯罪を含む事案に巻き込まれる恐れもあります。
そういったSMとは違う恐怖が先に出てしまうのです。

ですが、風俗ではないSMの世界は違います。きちんとした技術と経験を持った方に、身を委ねることができます。
なおかつ、一度舞台の上に上がってしまえば、真に逃げ場はありません。

風俗SMを否定しているわけではありません。
むしろ、ワタクシは、風俗SMのおかげで奨学金(※注4)も完済できましたしバルセロナにも行けました。
どん底だった自分の生活を立て直すことができました。
そのことにはとても感謝しております。
風俗SMの出ではありますが、もっと緊縛の世界を感じたい、体験したいと思えるようになりました。

話が少し逸脱いたしましたが、、、
今回のデラカブで、ワタクシが求めるSMの世界が表現できましたら、何かを感じていただけましたなら、非常に光栄、至福ございます。

ワタクシの無理難題を聞き入れ、お手をお貸しくださった龍崎紅羽女王さまに、改めて心より感謝を申し上げます。

本当にありがとうございました。

追記
ただ不思議なことに、一度舞台の味を覚えてしまうと、もっともっと、いろんな経験をしたい欲求が、どんどこどんどこ湧いて来るのですね。
もっとできるはずだ、もっと吊られたい、今度はあれをやりたい使いたい挑戦したい、、、。
エンターテイメントとして見る側が求めるものも提供できるようになりたい、、、。

欲求が止まりません(笑)w

あと、大事なことは、体作り。
撮影していただいたお写真を見て、体作りの大切さを噛み締めました。

※注1
デラカブにこだわる理由は、なんといっても国内最大規模のSM大会であるということ。全国の緊縛師さんや女王様が集結する一大イベントでございます。だからこそ、デラカブに出演できるということはワタクシのような無名のマゾヒストにとっては恐悦至極、名誉の極みでございます。ゆえに、デラカブにこだわったのでございます。

※注2
実は一度過去に出演させていただいております。そのときは、お仕事に差し支えてはならないと思い、やりたいことを抑えていた部分もありました。だからこそ余計に、デラカブリベンジをしたい、やりきりたい願望が強くあったのです。

※注3
ちなみにワタクシはボスアレルギーでございます。
ものすごく女の子や従業員さんのことを考えてくださっているのはわかります、常識やマナーを教えてくださったことにも感謝しております。ただ、どう接したらいいかわからなくてワタクシが挙動不審になるだけです。

※注4
奨学金に関しては親が特に感じているようです(笑)

このサイトは成人向けの情報を含みますので、18歳未満の方の閲覧を固くお断りいたします。

あなたは18歳以上ですか?