男娼夜話 第一話

奥田(仮名)氏と言う四十代の男性からメールをいただきました。彼は、セックスを楽しむのは男性。恋愛対象は女性というバイ・セクシャルで、休日のみ、男娼(いわゆるウリセンだが、かれは古風な男娼という言葉が好きだという)をしているそうです。そんな奥田氏に、これまでの思い出に残ったセックスを書いていただきました。


『初めての男の話』
初めて男と肉体関係をもったのは15歳のときだった。
女性との初体験はしていたけど、男にも興味があったから。

何に興味があったかって? ペニスに。
僕は昔からなぜか、屹立したペニスにエロチシズムを感じていた。
その辺りのことは、そのうちに書こうとおもうけれど、今回は初めてアナルバージンを失ったの日の話。
相手は同じ事務所で一つ先輩のKさん。彼は当時売り出し中のタレントで、事務所でもイチオシだった。
結局、あまりパッとせずに芸能界を去ったんだけどね。
このKさんが僕のことを気に入ってくれて、どこに行くにも一緒だった。
Kさん、今頃どうしてるかな。今日はこのKさんのことを書いてみよう。
Kさんが僕のことを単なる後輩としてではなく、特別な感情で見ているのはわかっていた。
僕もそれに応えようとしたけど、いざKさんの前に出ると何もできなかった。
初めてキスされたのは、Kさんの部屋だった。
なぜKさんの部屋に行ったのかは覚えていないけど、並んでテレビを見ていたらそっと肩を抱かれた。
いよいよ来るなって思った。Kさんは「いいよね」と言ってキスしてきた。
僕は反射的に目を閉じていた。
男のキスって女の子のキスとは全然違う。舌と唇の柔らさも断然女の子の方が上。
生臭いし髭が当たるし。
でも、それがかえって興奮するんだけど。
キスしながら胸をまさぐられると、気持ちよくてボーッとなる。
乳首をつままれ「んんっ」と声を出すと「気持ちいいか」と聞かれた。
黙ってうなづくと、今度はズボンのベルトを外された。
上手だと思った。
片手で器用に外してくれる。慣れてるなって感じ。
ファスナーを下ろされ、ペニスを握られた。
ゆっくり擦られて、ビンビンになっていく。気持ちよくてまた声が出た。
「舐めていい?」
と聞かれ、黙っていると僕の股間に顔を埋めてくる。
「あ、ちょっと」
「いいから」
ペニスを咥えるKさんの顔を見ているうちに気持ちよくなって「うはっ」とか「おおっ」とか呻いていた。
顔を上げたKさんが僕を見上げて、「もっと声出していいんだぞ」と目を細めた。
そろそろイキたいなと思っていたら、Kさんが急に体を起こして「俺にもしてくれよ」と言ってズボンを下ろしたんだ。
半立ちだったペニスが、僕の目の前でグングン起き上がってくる。
「しゃぶってよ」
と言われ、先っぽが濡れたペニスを咥えたら、むせかえるような男臭い臭いがぶわっときて鼻から抜けていった。
しばらくフェラチオしていたら、今度はアナルに入れたいと言いだした。
Kさんは引き出しからローションを持ってきて、
「やったことある?」
と聞かれて首を横に振った。
「ちょっと痛いけど、すぐ気持ちよくなるから」
ウソだった。
「うわっ、あっ、いっ、いったぁい!」
体が裂けるかと思うほどの激痛に、思わず声を張り上げた。
「まだ先っぽしか入ってないよ」
Kさんが笑って、残り全部を少しずつ入れてきた。
亀頭が入ってしまうとかなり楽になったけど、やっぱり痛い。もう頭の中は真っ白で何も考えられなかった。
Kさんは根元まで入れると、今度は腰を引いた。
「うあっ、やっ、めてっ」
ふたたび激痛がアナルを襲った。
しだいにKさんの息が荒くなっていく。
「うーんっ、気持ちいいな! そろそろ出すぞ!」
そう言ってKさんが激しく腰をぶつけてくる。
「イって、イって!」
本当に痛くて、僕は絶叫していた。
Kさんが射精した。
お尻の奥のほうに温かいものが流れ込んできた。
僕のペニスはまだ半勃起だったから、Kさんからフェラチオをされて射精した。
そして射した精液をそのまま飲んでくれたのが、なんだかとても嬉しかった。
ストレートを正常だとするのなら、僕の中の何かは壊れていて、異常なのかもしれないけれど、僕自身は男とすることに抵抗がなかったし、最初にも書いたけど、他人のペニスにも興味があった。
今にして思えば他愛のない初体験だけど、やはり初体験は今でも心に残っている。
ちなみにKさんとは、彼が事務所を辞めるまで2年くらい関係が続いた。
田舎に帰ったKさんとしばらく手紙をやりとりしたけど、そのうち返事が来なくなった。


●プロフィール:
奥田浩史(おくだ こうじ)四十代なかばの独身。女性との初体験は十三歳、男性との初体験は十五歳のとき。
平日は普通の会社員だが、男娼(ウリセンとも言い、お金で男にも女にも買われる)を派遣する『スティンガー(仮称)』という倶楽部に在籍している。
趣味は性行為全般とドライブ。休日は、気が向けば車で遠出するが、そうでなければネットで一日中アダルト・サイトを見て過ごす。父親がテレビ制作会社で大道具の仕事をしていた関係で、子供の頃から撮影現場に出入りをしていた。そんなある日、急に子役が必要になり「出てみる?」のディレクターのひと言で思いがけず子役デビュー。その後、何度かチョイ役でドラマに出演し、Vシネマにも出たがパッとせずに終わった。
いわゆるバイセクシャルで、芸能界という派手な世界にいたため、売れないタレントを相手に男も女も見境なくやりまくり、やられまくった。その頃のコネで『スティンガー』を紹介され、男女を相手に後腐れのないセックスを、金をもらてやっている。
男娼を本業にするつもりはないが、性に合っているので当分辞める気もない。ルックスはお世辞にもイケてるとはいえないが、なぜか昔からオッサンと子供には好かれる。

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