処刑ごっこ 第二話

左母次郎氏より、新しい絵物語をお送り頂きました。
数回に分けて紹介します。


それから数日後の朝。良子が出がけに玄関のポストを覗くと、彼女の名前だけを書いた白い封筒が入っていた。
何だろう?
中を見て愕然とした。ガレージの薄暗がりでおしっこをしている良子の写真が何枚も入っている。

処刑ごっこ2


他に紙切れが一枚。
「きょう学校がおわったらガレージに来い」と乱暴な字で書いてあった。
あの少年たちだ。家を突き止められてしまった。どうしよう…。良子は呆然として一日を過ごした。先生か警察に言おうかとも思ったが、元はと言えば彼女があんな所でおしっこをしたのが原因だ。自分が悪いのではないかと思いとどまった。
そして放課後。あのガレージ。
良子は待ち構えていた少年達に取り囲まれていた。あの時は3人だったが、今日は5人に増えている。彼らはあの写真を手に、良子に裸になれと命令した。
逆らえば写真をばらまくと言う。仕方なく彼女は着ていたものを脱ぎはじめた。
良子はどちらかと言うと地味な少女だ。
体つきも貧弱で、平たい胸が露わになった時少年達はペチャパイ、と指差して笑った。
それでもパンツを脱ぐと、自分達とは違うその部分に彼らの目は釘付けになった。
良子はちょうどおしっこの水たまりがあったあたりに正座させられた。
身につけているのは眼鏡だけで、セーラー服から下着まで脱いだものは少年達に踏みつけられ、泥だらけになっていた。
リーダー格と思われる少年が彼女の前に進み出て、宣言した。
「これより裁判を行う。被告・田川良子、お前は僕らの秘密基地に勝手に入り込み、おしっこをして汚した。間違いないな」
「間違いありません」
良子は消え入りそうな声で答える。もはや逆らっても無駄だ。さっさとこの悪夢を終わらせてしまおう…
「反省しているか? どんな罰でも受けるか?」
「はい、どんな罰でも受けます」
子分が次々と手を挙げた。
「裁判長、尻たたき百回がいいと思います」
「裸で町内一周にしよう」
「尻たたき! 尻たたき!」
 笑いながら騒ぎ立てる。たちの悪い冗談だと良子は思った。
「静粛に」
リーダー格は芝居がかった咳払いをひとつ。
「田川良子。何か申し開きはあるか」
「知らなかったんです…ここが、君たちの…」
「君たち、だって?」
少年達は一斉に食ってかかってきた。
「偉そうに。何様のつもりだよ」
「ブスでペチャパイのくせに」
「死刑だ」
「賛成! 死刑にしようぜ」
「静粛に!」
リーダー格の声が響きわたる。場はしんとなった。
「判決を言い渡す。死刑だ。執行はいますぐ行う」
少年たちは歓声を上げた。良子は左右から二の腕を掴まれて無理やり立ち上がらされた。
この前カメラを持っていた少年が目の前に飛び出してきてシャッターを切った。
「生前最後の姿を撮ってやるよ」

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