女教師・屈辱のゲーム 第二話

動悸がおさまるまでしばらくかかった。
妙子はのろのろと立ち上がった。いつまでもこうしてはいられない。
廊下には誰もいないが、思わず前を隠してしまう。
へっぴり腰で足音を立てないようにそろそろと歩く。
下腹がぐるぐると鳴り、数歩に一度は立ち竦んだ。
便意が次第に強くなってくる。

女教師2
黒川は、一階の廊下の突き当たりの小さな部屋に服を隠したと言った。
多分トイレの個室だろう。そこにたどり着くには、階段を下り、長い廊下を歩かなければならない。
問題なのは、妙子が担任する六年二組の教室の前を通らなければならないということだ。
教え子にこんな姿は見せられない。一歩一歩、涙ぐみそうになりながら階段を下りた。
いよいよ廊下にさしかかる。
授業中だから誰もいないとわかっていても、誰もいませんようにと祈らずにはいられなかった。
最初の一歩を踏み出すことがなかなか出来なかった。
ようやく歩き出した時には、かなりの時間が経過していた。
思わず走り出しそうになるが、足音を立てるのは避けなければならなかった。
一組の教室の後の戸が開いていたので一瞬怯んだが、体育の授業中で誰もいなかった。
二組の教室が近づいてくる。騒がしいのは、お調子者の猛が席を離れてふざけまわっているのだろう。
廊下に飛び出してくる可能性もある。そうなったら……。
子ども達が裸の自分を取り囲み、指を差して笑っている光景が目に浮かんだ。
恐怖で足がうごかなくなった。涙が溢れ、嗚咽が漏れないように手で口を塞いだ。
落ち着くまで数分かかった。
こうしてはいられない。妙子はこのゲームに勝たなければならないのだ。
負ければこのまま黒川の性奴隷、あるいは校内で裸でいるのを見られて変態教師のレッテルを貼られるか。
どちらにしても破滅だ。妙子は涙を拭い、勇気を振り絞って一歩踏み出した。
その時、突然、二組の戸ががらりと開いた。


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