女教師・屈辱のゲーム 第三話

教室の戸が開いた瞬間、妙子は開け放してある一組の後の扉から教室に飛び込んだ。
二組の戸口は開け放しなのか、廊下に騒がしい声が溢れ出す。その中から、足音がこちらに近づいてくる。
妙子は教室の隅にうずくまり、目をかたく閉じて祈った。
「来ないで、こっちに来ないで…」

女教師3
足音が教室の入り口にさしかかった時、廊下の向こうから太い怒鳴り声が響いてきた。「こらあ!授業中になにをやってるんだ!」
三組の担任、熱血教師の賀川だ。
サンダル履きの足音がこっちにむかってくる。
教室に入ろうとしていた足音は回れ右して離れて行った。
妙子の隠れている戸を挟んで反対側で、教師と生徒は向かい合って立った。
「廊下に誰かいたんです」
妙子のクラスの猛の声だ。ぼそぼそと言い訳をする。間髪を入れず賀川が怒鳴りつける。
「嘘を言うな! さっさと教室へ戻れ!」
なおもぐずぐず言い続ける猛を、賀川は引きずって行く。
教室の戸がぴしゃりと閉まる音がして、廊下は静かになった。
妙子は胸に溜まっていた息を吐き出した。あぶないところだった。だが、ホッとしてもいられなかった。
突然、猛烈な便意が下腹部を襲ったのだ。
体の中で嵐が荒れ狂っているようだった。
今にも溢れ出しそうになるのを懸命に堪える。
明るい日差しのあふれる教室で、妙子は苦しげに身悶えしていた。
食いしばった歯の間から苦悶のうめき声が漏れる。
数分後、便意の波は静まっていった。が、下腹に重い塊を抱えているような感覚が残った。
もう後がない。次にこんな波が来たら耐えられないだろう……。
急いでトイレに行かなければ。腕時計も取り上げられてしまったため、残り時間がわからない。
妙子は必死に恐怖心を押さえ込み、のろのろと立ち上がった。
行かなければ。こんなところで漏らしたら大変なことになる。
廊下をよろめくように歩き出す。肛門に力を入れていなければならないので、足の運びがぎこちない。
傍から見たらさぞ滑稽な光景だろう。
だがもはや、そんなことに構ってはいられなかった。
三組の前を通過し、四組にさしかかった時には、ほとんど駆け足になっていた。
廊下の端が近づいてくる。トイレはもうすぐそこだ。


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