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【素振り】 ノルマ地獄 〈第13回〉 同じ動作を繰り返す。その意味のなさに屈辱感や絶望感そして安堵感を感じ……

【素振り】
ノルマノルマと毎日の生活でいつもノルマをつくって、それをこなしていく私。
「疲れないのか?」
と聞かれたら正直疲れているのかもしれません。
でも、物心ついた頃からの癖のようなものなので、ノルマがない生活の方に違和感があるのです。
実際に何もしなくていいと言われたときほど不安なことはないのです。

私は小さい頃、忍者になりたいと思っていました。
忍者といえば修行。
でも、アニメなどから得た情報は少な過ぎて、本格的に修行をするのは難しかったのです。
それに自分でできることにも限りがありました。
その中のひとつで簡単にできたものを私はノルマとして自分に課しました。
その1つが素振りです。
素振りと言っても、実際には木刀などを買ってもらえたわけではありません。
私が素振りに使ったのは、プラスチックでできた軽い刀でした。
素振りの正しい仕方などはわからなかったので、とにかく一歩前に出て素振りをし、一歩下がって刀を振り下ろすということを繰り返してみました。
これがかなり疲れるのです。
持っている刀のオモチャはすごく軽かったのですが、腕が簡単に疲れてしまいました。
アニメの中で出てきたものを真似してみたくて、途中からは目標物を作ることにしました。
庭にあった木に紐を結びつけて垂らし、その先に空き缶を結びつけました。
真っ直ぐに刀を振り下ろせば缶の真ん中に当たります。
簡単だろうと思って一度刀を当ててみると、かなり缶が揺れ動いてしまい、連続で缶に当てることが難しいことがわかりました。
もちろん素振りだけでも1000回というノルマを考えてはいましたが、缶をぶら下げてからは、ただ振るだけではいけないというノルマが課されることになりました。
標的に当たらなければいくら素振りをしたって意味がないのです。
数回試してから決めたノルマは、連続して100回当てることでした。
正直自信はまったくありませんでしたが、達成できるだろうノルマを課しても私の心は収まりません。
1日、できることなら24時間以上かかっても達成できないようなノルマを課されることで気持ちよくなってしまうのです。
本当に恥ずかしい子ですね。
目標の空き缶をつるしてからは、刀の振り方も変えることにしました。
同じ位置で前後して振っていたら絶対に連続して当てることはできません。なので、一度振って当たったら、反対側に移動して振り返って振り下ろすという動作にすることにしました。
実はこの動作だと缶に当てることは少し難易度が下がりますが、毎回移動する分、体力の消耗が激しいのです。
ですが、そうやって苦しい状態になればなるほど気持ちよくなってしまうのですから仕方がありません。
ノルマを決定して実際にスタートしてから数分で、このノルマは絶対に達成できない……という絶望にも似た気持ちが湧き上がってきていました。
ですが、だからと言ってノルマを減らすことは意味がありません。
何があってもやりきらなければいけないのです。
できるかどうかなんて関係ありません。私にはやるしかないのです。
こうやって自分を追い込めば追い込むほど、口元がにやけてしまうのが私です。
大人になって、居合いを習うようになってからは木刀を使っての素振りノルマを自分に課すようになりました。
同じ動作をただ永遠に繰り返す。その意味のなさに屈辱感や絶望感、そして安堵感を感じてしまっていました。

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操・・・5歳の時にMに目覚め、隠れて自分を苛め続ける。高校2年のとき、インターネットで知り合った男性を通してSMを知り、それ以来SMの世界に浸かる。痛みや苦しみを与えられると身体が反応し、相手に命を預けることで愛を感じる。