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【誰彼となく口を奪われたい願望を持つ女でございます】

マニア女性からの手紙 第16回

[手紙] 丹波 仲恵(仮名)

マニア倶楽部が隔月刊になって間もない頃『マニア女性からの手紙』と言うコーナーがありました。
写真はないのですが強いマニア性をもつ女性からのメールや手紙を紹介するコーナーです。
先日パソコンのデータ整理をしていたら、その連載データを発見したので読み返してみました。
それがとても面白い。なんだかもったいないので、ブログにアップしていきます。


マニア倶楽部編集部の皆様、初めまして。私は佐賀出身の今年二十二歳になる大学四年生の女子です。
私は生まれてから一度も男性とお付き合いをしたことがありません。
きっと私に魅力がないのが一番の原因だと思います。
私は男性から、たくさん声をかけていただけるような女ではありません。
たまに声をかけて下さるかたがいらっしゃっても、
ときには私のような女を誘って下さるかたがいらっしゃっても、
私のイヤらしい願望を打ち明けたら絶対に引いてしまうと思うと、
積極的な気持ちにはなれないのです。

私は肉体的にはヴァージンですが、精神的には超変態です。
たとえ大学の中で試験中でもゼミでレポートを発表中でも、頭の中は性的な妄想でいっぱいです。
男性とまったくお付き合いしたことがない私が言うのは生意気ですが、
好きな男性のタイプ、というのはまったくありません。
私を気に入ってくださるかたなら、本当に私はこの身を捧げたいのです。
かといって、そういうかたを愛したいとか、
そういうかたと普通に交際したいとかいう気持ちはまったく起こらないのです。
ほんとうに生意気でゴメンナサイ。
でも、どうすることもできないのです。
ただただ、そういうかたたちに性欲の捌け口にされたいと思うだけなのです。 

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▲丹波仲恵(仮名)さんの手紙に添えられていたイラスト。
それでも、実際にそういうことをしてもらった経験がないのは、私には家とか両親からの縛りがあるからです。
小さいときから、家の名に恥じるようなことはするな、
親の顔に泥を塗るような成績を取るな、
門限は何がなんでも夜7時、
くだらないテレビなど見なくていい、
友達と遊びになんかいくんじゃない、
などと言われつづけてきました。
とくに父は一人娘の私に厳しくて、何かあると手をあげられていました。
夜中じゅう家の外へ締め出されたことも何度もありました。
母は父に絶対服従なので私にも厳しくて、小学校のときは参観日に教室で頬を張られたこともありました。そのときは、みんなの前だったことが本当につらくて死にたいと思いました。
そんなみじめな姿を知られてしまったら、
いつもいじめられている子みたいに私もいじめのターゲットにされてしまうかもしれないと思ったからです。
でも、それは考えすぎでした。
いじめっ子も私の母の異様な怒りかたを目の当たりにして、
私は前にもまして手をつけてはいけない存在みたいに思われてしまったのです。そのいじめっ子たちがいじめの標的にしていたのは可愛いけれどおとなしくて気が弱いタイプの男の子でした。
六月の終わりで蒸し暑い日でした。その日は登校時には雨は降っていなかったので傘を持たずに家を出てしまいました。でも、下校の途中で急に小ぶりですが雨が降ってきてしまいました。
私はとりあえず少し先の公園まで走って雨宿りをしようとしました。
すると、浮浪者の人が夜に寝るダンボールの前で、いじめっ子たちがいじめられっ子を囲んでいました。
私は怖いのと怖いもの見たさとで、トイレの陰からその様子をうかがってしまいました。
お前はいつも汚くて臭いんだからそこで暮らせ、みたいなことを言われていました。
蹴られて髪の毛を掴まれてみんなの唾を飲まされていました。
そして、最後に汚いダンボールに口を押しつけられたのです。
私はその子が可哀想だけれど怖くて助けることもできずにいました。
いじめっ子たちが立ち去ったあと、泣いているその子に近寄って「大丈夫?」と言おうとしました。
でも、大丈夫なはずはないのです。
そして、間近までいったとき、その子からものすごく臭いにおいがしてきました。
私はもう頭の中が混乱してしまって、その子を見捨てて走り去ってしまいました。
雨の中を泣きながら走って家まで帰りました。
翌日からも私は何もなかったかのように登校しました。いじめもそれまでどおり続いていたようでした。
でも、弱虫な私は、いじめられっ子に無関心でいようと自分にいいきかせて、
いい成績を取ることだけを考えるようにしたのです。
でも、公園での光景や音やにおいを忘れることなどできませんでした。
自責の念と、それから、何だかよくわからない感情で、
そのことを思い浮かべると私はヘンな気持ちになるようになっていきました。
中学生になった頃、あのときいじめられていた子に近づいたときに、
その子から無理やりキスをされてしまうという妄想にとりつかれるようになりました。
他の男の子たちの唾を口に吐き捨てられたその子にキスされるのです。
いじめられても何も抵抗できずにただ泣いているような情けない男の子に私は唇を奪われたいと思ったのです。
そんな妄想をしながら、自然に自慰を覚えました。
私は自分がアソコをすぐに濡らしてしまう淫乱な女であることを知りました。
そうして高校も終わり、大学に進むことになりました。
本当は東京の大学に行きたかったのですが、九州を出ないことが親からの最大限の妥協でした。
もう三年半近く福岡で一人暮らしをしていますが、週末には母が必ず泊まりに来て、監視されつづけました。
PCもチェックされるので、アダルトサイト関連のファイルなどはUSBメモリーに入れて見られないようにしています。
マニア倶楽部も最新号だけを部屋のある場所に隠しています。
その他はお気に入りのページだけを切り取って泣くなく廃棄しています(編集部の皆様、ゴメンナサイ)。
一人暮らしをしていても私はそのように親から行動を制限され見張られていました。
でも、実は一度だけ合コンで王様ゲームを体験したことがあります。
そのとき、私は初めて会った男の子と「王様の命令」で三十秒間、舌と舌を絡め合うキスを交わしたのです。
みんなのカウントが終わって口を離したとき、唾液が糸を引いてしまいました。
それをみんなにからかわれましたが、さらにキスの相手の男の子には
「この子の口の中、ねっとりばい。まじめそうな顔しとっても、舌の動きは超イヤらしかよ」
と目の前で言われてしまったのです。
でも、普通の恥ずかしさではなくて羞恥責めにされているような気持ちになりました。
そして、はっきりと自分がMだと確信しました。
Mとしての私の願望としては、ご主人様から、
「私に熱烈なキスをしていただけませんか? と一日百人に声をかけてこい」
とご命令されたいのです。
「十人にしてもらえるまで、毎日渋谷の交差点で声をかけるんだぞ」
目標が達成できるまで、ずっと交差点で何かを頼んでいる様子のヘンな女と噂になったら……。
ときどきテレビ(一人暮らしの部屋にはあります)で見る東京の、
あんなに人がいっぱいいる中で熱烈な路上キスをしているところを、
テレビ中継に映し出されて、そんな娘の姿を親がみてしまったら……。
なんていう妄想で頭がいっぱいです。
キモいといわれる男性にキスやフェラチオを施す牝になれ、
希望する男にはどんな肉体奉仕もするオモチャになれ、
とご主人様の管理で飼育される奴隷になりたいのです。
大学卒業をあと半年にして、密かに東京に出ていくことを画策しています。
もしそうなったら、どなたか私のご主人様になって私の中のMを育ててください。
私の容姿は、期待なさらないでください。
※編集部注 このお手紙は四年以上の前の手紙です。現在、伊村佳織さんへ手紙の回送をおこなっておりません。ご了承ください。