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困惑日記 【第20回】初めての言葉責めへの挑戦…

「女王様になってほしい」
そんなムチャなことをM女に頼む人は少ないのかと思っていたけれど、
私にはいきなり2人もそんな相手が出来てしまった。
困惑しながらもちょっとずつSっぽいことをしてみるが、
やはり私の根本的なところはMなのである。

Kに関しては、多少痕が残るようなこともできるので
まだやりようはあるのだが、Tに関しては本当に困っていた。
Tが好きな責めは言葉責めだという。
もちろん女王様がやるような言葉責めが自分にできるとは思わないし、
実際に自分が言葉責めをされて嬉しかった記憶もない。
痛みを受ける喜びはわかるから、まだ与えることもできるのだけれど、
相手の気持ちがわからない状態ではどうしようもないと思った。
正直Tに関してはもう諦めてもらうしかないかと考え始めていた。
でも何もせずに辞めるのはなにか申しわけない気がしたので、
私はチャットで言葉責めを学んでみようかと考えた。
普段はM女として、たまにおしゃべりをしたくなった時などに使っている
2ショットチャットのサイトがある。
私はそこに並ぶメッセージを眺め始めた。
惹かれる言葉は、「苦痛系」などだが、今回探しているのは違う。
今回はM男性のメッセージの中から、
「罵倒してほしい」
「言葉責めで落として欲しい」
などの言葉を探してみる。
こういうサイトにはやはりS男性が多く、M男性は少数派だったけれど、
それでもM男性のほとんどが苦痛系などではなく
「言葉責め」や「羞恥」を望んでいるのだとわかった。
目線を変えてみてみるとちょっと違う世界がそこにはあるのだと改めて感じた。
私は何事も経験が大事だと思っている。
顔が見えない相手を前に、全く言葉責めなどしたことがない
私なんかが加わっても大丈夫かと不安に感じたけれど、ものは試しだ。
私は思い切って一人のM男性が作っている部屋に入った。
相手は信也と名乗っていて、M男性。
30代後半で言葉責めをして欲しいそうだ。
とりあえずなんでも信頼関係が大事だと思っているので、挨拶を交わす。
よくM女として部屋を作っていると、
部屋に入ってきたS男性がいきなり挨拶もなく
「お前は雌豚だよな」
とか話しかけてくることがあった。
そういう風に言われると私は頭にきて、すぐに相手を部屋から追い出す。
相手に自分のことが何もわかってないのに、
そうやってとにかく相手を下に扱えばいいと思っているSを
私は許すことができないのだ。
だから、私は絶対にそういう人にはなりたくない。
「こんばんは、初めまして」
この後なんて言おうか戸惑った。
本当のことを言って、言葉責めは得意ではないけれどやってみたいと言うべきか、
それとも相手が喜びそうな上から目線の女王様を演じるべきか……。
数秒迷った末に、私は後者を選択した。
私はここで奴隷を見つけたいわけではない。
相手もパートナーを見つけたいわけではないようだった。
だったら、その場だけを楽しくする方がいいのではないかと思ったのだ。
こうして、初めての言葉責めへの挑戦が始まった。

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弥生・・・小さい頃からMの自覚を持って育つ。大学生の頃からハプニングバーで働き始め、今も仕事をしながらバイトをしている。プライベートも含め根っからのMだが、最近M男性からSっぽい面を求められ、方向性が揺らぎ始めている。S転して、女王様になる日も近い!?。