変態動画専門サイト マニア秘宝館

SM・緊縛・お尻・M女・熟女・スカトロ・女装子・おむつ・コミックetc. 三和出版が運営する変態アダルト動画専門サイト

困惑日記 【第15回】 私の体は縄によって宙に浮いていた

KとSMのお店に遊びに行った日、
私も久しぶりにSMでストレスを発散した。
こういう時にやはり感じるのは、私の根本はMなのだということだ。
もし仮に、KやTの主となることがあっても、私にも主は必要だろう。
それがなければ私自身が安定していられないのだから。

Kを他のお客さんに預けて遊んだりしたあと、
私も昔から知っている女王様に鞭と縄をお願いした。
女王様は私がそれを求めていることを当然わかっていたので、
どういう風にするのかだけ話をした。
結果的に女王様には縄で吊ってもらい、その後、
別のS男性(この人も昔から知っている人だ)に鞭を受けることになった。
その間私は女王様の膝に体を預けて。
その方が私のストレスを発散できると言われたのだ。
私は基本的に鞭などを受けてもあまり声を出さない。
というか出せないと言った方がいいかもしれない。
自分の本心をここでも出すのが苦手なのだ。
だからと言って何も吐き出せないわけではない、涙は流れるし、
私の中では声を出さなくても痛みを受け止めていることで発散になっているのだ。
けれどこの日は鞭を打ってくれる男性から、事前に
「たくさん声を出しなよ」
と言われた。私は少し困惑した。
声を出すのは苦手だと伝えたけえれど、男性にも女王様にも
「やってみなよ」
と言われたから、挑戦はしてみようと思った。
女王様との時間が始まる。
この時にはもう連れてきたKのことは忘れたいと思った。
もちろん視線は感じているけれど、
私は私として楽しみたいと本心から思ったのだ。
そのことをKはわかってくれていたから、
素直に隅っこで正座をして観ていてくれた。
女王様に縄をかけられる。
久しぶりの感覚に全身が敏感になった。
心地いい拘束感、息が詰まる感じに安心を覚える。
自由がきかないからこそ、心は解放される。
今この瞬間は私の命は私のものではなくなるのだ。
相手にすべてをゆだねて、私自身は素直になれる。
これがSMの醍醐味だと私は思っている。
もちろんそうなれる相手と出会えるかどうかはすごく難しい。
主従という関係でなくても、そこまでを任せられる相手が私には数名いる。
それが私にとってすごく救いになっているのだと思う。
女王様と視線が合う。
ニコッと笑う女王様に私も笑い返す。
昔から変わらない女王様の香りに自分も時間が巻き戻されたように感じる。
過去をたくさん思い出す。
毎日縛られていた日々。
苦しさも楽しさも入り混じった過去の経験。
そんなことを考えていたら、私の体は縄によって宙に浮いていた。
吊られた状態で回される。
これが私には眠れてしまうほど気持ちいいのだ。
普通ならこういう感覚を日常で味わうことはできない。
だからこそSMをしていると感じられる瞬間の一つでもある。
吊られた状態のところにバラ鞭が飛んでくる。
私にとっては物足りない痛み。
少し赤くなった部分にロウソクがたらされる。
冷えた体にはかなり熱く感じられるけれどこれもすべてが気持ちいい。
永遠にこの時間が続けばいいのにと思う。
吊りの形を途中で変えたりしながら10分ほどで縄を解かれていく。
呼吸が楽になる分少し寂しさも感じる。
腕以外の部分をほどかれて
私は椅子に座った女王様の膝に頭を乗せて四つん這いになる。
後ろから男性が一本鞭をふるってくれる。
最初は距離を確かめるように少しだけ。
それがだんだんと本気になる。
声を出せと言われていたことを思い出して、出そうとするけれど、
やはりわざと声を出すのは難しい。
声が出せない
「もっともっと」
と心の中で叫んでいた瞬間、女王様が私の体を強く掴んだ。
そこにしがみついたら声が自然と出ていた。
泣きながら必死に耐える。
今まで出したことがないくらい大きな声で泣いていた。
「あぁ、これをさせたかったんだな」
と納得した。
やっぱりSの人たちはすごい。
私にはこんなことができるだろうか?
 
やっぱりMでいたい。そんな風に感じてしまった。

———————————————————————–
弥生・・・小さい頃からMの自覚を持って育つ。大学生の頃からハプニングバーで働き始め、今も仕事をしながらバイトをしている。プライベートも含め根っからのMだが、最近M男性からSっぽい面を求められ、方向性が揺らぎ始めている。S転して、女王様になる日も近い!?。