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【自転車坂登り】ノルマ地獄 <第29回>下りも辛い状態に…

日々の生活の中の何気ないことを
すべてノルマにしてしまうという私の変な性癖。
物ごころついた時から始まっているので、止めることはできず、
逆に年齢があがるにつれその対象は広く大きくなっていくようになります。
ある真夏の通学時にもそのノルマを一つ思いついてしまいました。

思いついたら実行せずにいられないのが、私の癖でもあります。
そのとき思いついたノルマは自転車で急な坂を何度も登るというものです。
私が住んでいた家は山奥に入った場所にあり、
家から学校まで行くためには必ず50メートルぐらいの
急な坂を登らなければいけません。
もちろん行きに登るということは、帰りには下りになり、
いつも最後の最後で楽をして家につけるという気持ちよさを味わっていました。
ですが、ノルマ地獄を自分に課すと決めたならば
そんな気持ちよさを伴うようなことが許されすはずはありません。
ノルマとして課すのは苦しかったり辛かったりするものだけです。
そのノルマを思いついた日から
帰り道で最後の坂を気持ちよく自転車で下ることは禁止になりました。
私は毎日わざと坂の直前で自転車を降りて、下り坂を歩いております。
自転車を下り坂で自分に引きよせながら歩くのは
結構力がいることはみなさんご存知でしょう。
登りの辛さだけではなく、
下りも辛い状態になるのだと言うことを改めて思い知りました。
ノルマ地獄を実際に実行する日は休みの日にしました。
なぜなら、普段の日だと部活などで日が落ちる
ギリギリまで学校に残っているためです。
私は夏休みで部活もない休みの日に、自転車に乗って坂の下まで行きました。
夏の太陽が容赦なく照りつける日でした。
私が決めたノルマは100往復。
たいていノルマを決める時にはこの100と言う数が一区切りになります。
それが多いかどうかは関係がなく、何となく区切りがいいという理由だけです。
まずは私は普通に坂を自転車で登っていきます。
その時乗っていた自転車は5段階の変速切り替えができるタイプでしたが、
私にはいちばん重たい状態しか許されていません。
いつもなら最後の方では立ちこぎでも登りきるのが大変なので
2段階ほど切り替えるのですが、その日はそれもできず、
絶対に登りきらなければなりません。
一度坂を登っただけで息が切れ、汗が顔中に噴き出してきました。
そこから私は意味もなく自転車を降り、自転車を押しながら坂を下りていきます。
こんな姿を誰かに見られたらどうしようという不安もよぎります。
明らかに不自然な行動だからです。
そういう気持ちもあって、
私はなるべく早くこのノルマを終わらせようと必死になりました。
2回、3回、4回……10回、15回……人間の気持ちと言うのは不思議なもので、
区切りがいいところまでくると、
「ここまででやめてしまってもいいんじゃないか」
という気持ちになります。
15回終わった時に、私は20回でもういいのではないかと思いました。
ですが、それでは最初に決めたノルマを達成できていません。
それが許されるはずはないのです。
1回1回はそれほど時間がかかるものではないのですが、
どんどん疲労がたまり汗も流れて口はカラカラに乾いています。
今考えればよく脱水症状や熱射病で倒れなかったものだと思います。
もちろん途中で何度もしゃがみ込んだりすることはありましたが。
私はなんとかノルマに決めた100回の上り下りを終えました。
そしてパンパンに張った太ももと汗だくの身体で家に帰りました。
帰ってほとんど真水のシャワーを浴びても
私の身体のほてりは全然収まりませんでした。
そしてそれから1週間以上も、
私は太ももの激しい筋肉痛に悩まされることになったのです。

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操・・・5歳の時にMに目覚め、隠れて自分を苛め続ける。高校2年のとき、インターネットで知り合った男性を通してSMを知り、それ以来SMの世界に浸かる。痛みや苦しみを与えられると身体が反応し、相手に命を預けることで愛を感じる。