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たまえ講座⑧【荒川也寸志】

「異喜」表現に、何を言わんとしているのか薄々でも気付き、生活のマンネリズムの打破をこころざそう、などと思い立った後生人に贈りましょう。「色葉(いろは)四十八景」
 これは、カメラ類で「愛蹟録」残しを夢想する時のヒントになると老人は思っています。
『い』 いちばん初めは立ち縛り
『ろ』 ローソクの明かりの中で戯れる
『は』 はがい締め風の全身接吻(ボディーキッス)
『に』 日本手拭での猿轡色気あり
『ほ』 本当に好きの証しで隷女ぶる
『へ』 変態も性戯技巧の知恵の内
『と』 玩具(トイ)惑溺の後の照れ 楽し
『ち』 乳を美乳に仕上げるファッションショウ
『り』 理想は絶妙な承婦妻
『ぬ』 濡れぎぬの折檻妄想の弄び
『る』 留守を装う白昼の痴戯敢行
『を』 尻尾生やしてやるアヌス攻略
『わ』 訳もなく胸裏に燃えるボンデージ
『か』 仮りの縛妾と見立てる夜の妻
『よ』 歓び隠す下手な不貞腐れ
『た』 絶え間なく浴びせる賞美の声
『れ』 連理の枝ならぬ一条のロープ大事
『そ』 添い寝してみる被縛体の横
『つ』 次の攻責思案も愉楽のとき
『ね』 熱愛の実践行為と写録(アルバム)自慢
『な』 泣きべそも可愛いものと愛撫三昧
『ら』 裸女より歓喜するフェチ志向
『む』 無理難題 試しも叶う愛の暮し
『う』 旨味はベッドの大の字固定
『ゐ』 居住まい矯正の酷縛修練
『の』 野晒し夢想で露台(ベランダ)放置よき哉
『お』 思わず唸る伴侶の恭順
『く』 苦心の緊縛に見とれる艶美さ
『や』 やみくもの施行実践で磨く個性
『ま』 まろみの肉置きに魅せられる
『け』 けなげにも夫唱に挺身する天晴れさ
『ふ』 ふてぶてしい性奴に一入憤怒する
『こ』 こりずに磨く わが縛術
『え』 悦楽希求の天井知らずに技法駆使
『て』 手前味噌のやらせ投稿写真に脱帽
『あ』 余り縄の扱いに思案投げ首
『さ』 さまならぬ逆さ吊りの悔恨
『き』 奇嬌の日々の飽満倦怠はね返せ
『ゆ』 愉芽に励んで夢叶う
『め』 目隠し髪形変えての写録作り
『み』 見栄張りすぎの未練残し
『し』 幸せよ と囁かれて有頂天
『ゑ』 襟足に思わず接吻 座禅ぜめ
『ひ』 曳き据えて甘路の酌一献
『も』 モア!モア!叫ぶ狂喜に酔う
『せ』 せめのM女陶酔 羨望の性欲強さ
『す』 すべての不可解 マゾ女の妖美
『ん』 運命と嘆げかれても我れ快哉
 これらには、注釈も参考資料も必要あるかも知れません。
 もしも、カルタ作りとか映像残しに協力してみたいと思うカップルが出現したら、秘密裡に、秘密のスタッフで、やってみましょう。
 それまでは、文字づら吟味、よくしたまえ……となります。
 斯界での、有名になりたい欲がある人、相談し合えれば「この世は楽し」となることでしょう。
 信愛親睦ぶりの公表は、絶讃ものです。
 酒を飲み、うさ晴らしや金銭浪費することより「日本の何処か……」に必らず居てくれ相手(ひと)探しに、有益な金遣いをしたまえ。
 そうも願っている老人なのです、愚生は。
 若い時の、カップルの中で許容されるアバンチュールは、踏み込んでおき給え。中高年になってから、マンネリを覚えずに済むような備えともなるものです。回想と、過去の実践の復習如くに、二度三度に繰り返してみる、そのやる気も生まれて来ます。
 チョロチョロ記してきた「四十八景」を、一度にデジカメやスマホで撮る必要はなく、思ったら撮っておく程度から開始するといいでしょう。
 老人の若い頃は、フィルム撮影での記録・作品残しと、テープレコーダーでの音声残ししかありませんでした。それがデジタル時代を迎えてから、コンビニ店内でもシーン選択やプリントが出来てしまうのですから、呆れると言って良い程です。
 いえいえ、機材ばかりではなく、日本人そのものが綺麗になりました。
 こうした時代の到来は、老人には予想出来ませんでした。驚き呆れているのは事実です。
 止むを得ず、物書き止めてから、早や二十年余たった老人は、独断だ、偏見差別だ、と「ひまもて余し」の烏合の衆に騒がれそうな表現を、敢えて使って「……したまえ」と言いたく、うずくのですが、亡父が「政治・思想の事で社会に問題提起・主義主張を言うには、家族から縁を断たなければ駄目だ」風に口にしてた事を記憶していますので、老人は「性事世界」の事だけしか口出ししなくなりました。
 老人が「エロスト(イラスト)」として描く、画中の女性は、不幸なヒロインではなく、もの知りたがり屋の異性、やがては賢い婦人となるだろうと、愉芽托した好もしい女、としたいのです。
 性の懊悩知らず、異喜のひとときを過ごせは「アア、スカッとしたワ」と言える特別な個性・天性をみせてくれる女人を、探し求める気持ちが、こめられているのです。
 老人が、五十才代であった頃には、「イキスカ女性」がいました。
 他人に話すと、単純に「珍奇な飛んでるだけの女じゃないか」で終ってしまうのですが、老人は「味のあるヒトだ!フーム」と微苦笑するばかりでした。
 私がストーリーメーカー(売文家・小説作家)でしたら、彼女をモデルに奇譚を綴ったでしょうが、老人は自認自称で「劇作家」なのでヒロイン扱いはしませんでした。
 その「イキスカ嬢」と人間の摩訶不思議さを、コーヒーを飲みながら、会う度びに話し合いました。
「字源辞典」調べではなく、私の想起で言うと、「いのち」の文字「命」は、“女陰”から生まれたと話し、「そうよ、そうよね!」と言われた最初の人でした。
 異性の愛人、勿論、妻女持ちの男性諸君。是非々々“女陰拝察”を願い出て、直視を試みたまえ。
 大陰唇が「人」 陰核を「一」とし、小陰唇を「11」から「叩」とした場合に「命」の文字の完成となります。“女陰”は新しい命である嬰児を生み出す大切な部位だと気付いて貰いたいものです。
「ここが『命』の字の発生の元か……」と分かったのであれば、大いにオーラル・セックスをしたまえ。ご清潔第一を考えてネ。
 兎に角、大変化が起きる筈。
「アソコ」などと言って、男なら見たがる個所。「SM指導者」のSやHは、其処へのジョイントが果たされないと、モデルの報酬を値切ると言われてた体の部位。
「女性」の最上位特徴が気になって仕方がないのなら、男は堂々の異性くどきから、ゆっくり攻略を始めたまえ。
「命」の大切さ……それを認識した生物『人間』が、愛情表現を様々に演じ、見せる事も出来るのです。
■荒川也寸志
1933年生まれ。編集者、エロストレーター、文筆家。中宮栄の名で奇譚クラブに投稿。その後はSUN&MOON(サン&ムーン)、スペシャリーSM、異喜域、にちげつクラブ、SPROUT(スプロウト)、SMミラージュなどを創刊。荒川・中宮以外にも世田介一、多貫欣など多くのペンネームを使用している。
■氏に連絡を取りたい方は下記までご連絡ください。
三和出版秘性編集部
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電話:03-5907-7015
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