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管理者の視線<第6回>トラブル

知り合って5日ほどが経った頃、
いつもならすぐに返ってくるLINEの返事が返ってきませんでした。
もちろん相手は時間が決まった仕事ではないので、
仕事中で返せないのかもしれません。
私はあまり不安になっても仕方がないと思い、
いつものように相手の言いつけを守りながら、自分の生活を送っていました。

昼過ぎになって私のスマートフォンがふるえました。
私は急いで確認をしました。それは確かに私が待っていた相手からのものでした。
ですが、内容を見て不安が増大しました。
相手がインフルエンザになったかもしれないというのです。

私はすぐに「仕事を早めに上がって病院に行けませんか?」

と聞いてみました。
ですが、相手は

「自分がいないと店が回らない」

と言ってかたくなに仕事を続けようとします。
そこからは断続的にLINEで連絡が取れるようになりました。
ですが、その内容はどんどん酷くなっていく一方です。

「熱がどんどん上がっていく」

「ふらふらするー」

「今日深夜1時まで仕事が伸びた」

などなど……。
そして一枚の写真が送られてきました。
それは体温計の写真でした。
体温は39.1度。

こんな状態で仕事ができるわけはありません。
私は自分の身分などはこのさい関係ないと思い、

「とにかく今すぐその状況を上の人に報告して、すぐに病院に行ってください」

とお願いをしました。
相手はそれでも

「できない」

と言っていましたが、結局その後連絡が途絶えたと思っている間に、
夜間病院でインフルエンザだと言われて、薬をもらって家に帰っていました。

その後は2日ほどほとんど連絡がない状態が続きました。
私は心配な方が先に立って、相手から言われていた毎回の食事の報告や、
排泄の報告などを全部すっ飛ばしてしまいました。
薬をもらっているのなら、家で安静にして眠っていると
考えるのが普通でしょう。
寝ているところを起こしてはいけないと思い、
最低限のLINEしか送りませんでしたが、
本当はもっともっと話したいことがたくさんありました。

できることならすぐにでも、相手の家に行って看病したいとさえ思いました。
ですが、それは現実的に無理な話でした。

私は相手が良くなってLINEが再開できるようになるのを待つしかないと思い、
そこからしばらく相手のことをなるべく考えないようにしました。
出会ってから急速に距離が近づいたと思っていた相手だったので、
この空白の時間がすごく不安で仕方がありませんでした。
もちろん相手とあったこともありません。
でも、もうすでにそのくらい私の心は
相手のモノになっていたということなのでしょう。

3日後相手から、

「今から仕事」

というLINEが入りました。
私は2日間排泄などの報告をしなかったことを怒られるのかと思って
少しひやひやしましたが、それは危惧に終わりました。
なぜか相手は私にそのことを言ってこなかったのです。

まだ出会ってから1週間ちょっと。
ですが、このとき私たちの心はかなり近いところにあったのだと思います。
その後、またいきなりの展開が待ち受けていることになったのです。



美穂・・・自分のM性に気付いてから主を探している。今までなかなか理想的な主と出会えずにきた。今は普通の主婦で、自分を完全に支配してくれる主を望んでいる。

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