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管理者の視線<第7回>告白

相手がインフルエンザから立ち直って、
また日常的にLINEをする関係に戻ったある日、
私はいきなり相手に本心をぶつけてみることにしました。

「あの、直接会いたいです」

と。

これまで感じたことのない安心感のある束縛に、
私の心は揺れ動いていました。
そのときの現実があまりいい状態ではなかった
ということもあったのかもしれません。

「そうだね、直接会いたいね」

と返事が来た時には私の心は半分くらい決まっていたと思います。

「じゃあ、会いに行ったら部屋に泊めてもらえます?」

と冗談交じりな感じで聞いてみました。
すると相手は

「いいよ。部屋メッチャ狭いけどな」

と返事をくれたのです。

ここまできて私の気持ちが抑えられるはずはありません。
私はすぐに相手の家の近くまでの交通手段を探しました。
そしてどこに行けば会えるのかを確認しました。

私と相手の住んでいる場所は距離がありましたが、相手の住んでいる場所は、
私が住んでいる場所と実家との丁度間にあったのです。
そこで私は実家に帰る前に相手のところに少し立ち寄る
という計画を立ててみました。

私は普段は自分で色んな事を決めるのが苦手ですが、
こういうことになると行動が速くなります。
相手のしばらくの仕事の予定を聞き、
いつ、どこに到着すれば車で迎えに来てくれるのかを確認しました。
相手は少し驚いた様子でしたが、嫌がったりはせず、

「会えるの楽しみだね」

と言ってくれました。

相手に会えると決まってからの私は、
かなり有頂天になっていたと思います。
どんな人なのかと予想したり、旅行鞄に何日分の服を詰めるか考えたり。
そうやっているうちにすぐに出発の日はきてしまいました。

近くに住んでいる相手ならともかく、
距離が離れている相手のところにこんなにも早く自分から会いに行きたいと
思ったのは初めてでした。
でも、考えてみればこの人とは、
出会いからすべてのスピード感覚が初めてのことだらけだった気がします。

遠くに居て、私のことをほとんど知らないはずなのに、
私の心を掴んで離さず、私の思っていることを言い当ててくる相手。
そんな人にはそうそう出会えるものではないでしょう。
こんなことを言うと思い上がりだと思われそうですが、
私はこのとき運命というものを感じていました。

実際に会ってガッカリするかもしれないなどという不安は
全くありませんでした。
逆に、私の方がガッカリされてしまうかもしれない
という心配の方がどんどん膨らんではいましたが、
それも素直に相手に伝えてみたら、

「それは絶対に大丈夫だから、心配するな」

と言ってもらえました。

Sな管理者なのに、
本当に相手の心を絶対に傷つけたりはしてこない人なのです。
いや、こういう人こそ真の管理者なのかもしれないと思いました。



美穂・・・自分のM性に気付いてから主を探している。今までなかなか理想的な主と出会えずにきた。今は普通の主婦で、自分を完全に支配してくれる主を望んでいる。

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