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【投稿小説】理不尽な瞳 <第6回>

今、女が部屋の中を端から端で往復している。
かれこれ一時間はもう往復しているだろうか。

この前の責めで結局女は1時間半以上、
俺から靴べらで打ちすえられ続けている。
結局動くなと言う命令通りにはできなかったため、
100回のカウントは何度もリセットされ続け、
最終的には数がいくつなのかわからないところまできてしまった。
カウントもほぼできないくらいに悲鳴しかあげなくなったところで、
俺は飽きてきた。
そして次の責めに移ることにしたのだ。
「飽きたからとりあえずこれは許してやるわ。
もっと別のことしてやるから、とりあえず立っておけ」
と女に告げると、女は勝手に土下座をして
「ありがとうございます!」
と何度も俺にお礼を言った。
頼まれてもいないけれど、
とにかく永遠に続くように感じていた痛みから
解放されることが嬉しかったのだろう。
だが、俺は別に責めをやめるつもりはなかった。
ただ次の責めに切り替えようと思っただけだ。
その責めのために、女は部屋の中を端から端まで往復しているのだ。
女は泣きながら、うめき声をだしている。
何も知らない人間が見たら、なぜ女が部屋の中を往復しているだけで
こんなにも泣いて苦悶の表情を見せているのだろうと不思議に思うだろう。
俺は女に部屋の中を20往復するように命じた。
女はキョトンとしたまま、
「わかりました」
といった。
まるでそれだけかと言わんばかりに。
そして女は事務用クリップを一瞬見た。
その目線に気付いた俺は女に、
「なんだ?クリップつけて歩きたいのか?
今回俺がお前にさせたいのは
ただ部屋の中を制限時間以内に20往復してほしいだけだ。」
と伝えた。
女は心底安心した様子だった。
俺はタイマーを用意し、タイマーを120分にセットした。
そのタイマー表示をみせると、
女はただ部屋の中を往復するだけでなぜ120分もの時間を
制限時間に設けたのかもわからないような表情をしている。
俺は女に正座を命じた。
「一回キッチンに行ってくるからそのまま正座してろ。」
女は命じたとおり俺がキッチンから戻ってきても、正座をしている。
そして俺は、女がこれから歩く場所に
バサッとキッチンから持ってきた容器の中の物をばらまいた。
次の瞬間女の表情は凍りついた。
「嘘ですよね、嘘ですよね?」
この現実を受け入れられないでいる様子だ。
この絶望を感じている時の表情こそ俺がいちばん好きなものだ。
2人しかいない広めの部屋に女の
「いやー」
というと泣き声が響いた。



龍之介・・・幼少期からSとして目覚めるが、自身がMにもなれるという特異な性癖を持つ。
相手に絶望を与える行為が好き。
ヘマトフィリアでもある。
(理不尽な瞳)