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困惑日記 【第17回】 経験は何事にも重要

私が女王様になるかもしれないと考え始めてから、
今まで観てきた色々な女王様と奴隷の姿が頭の中に蘇ってきた。
だが、そのどれもが私がなりたい
と思える女王様と奴隷の像にはならなかった。
もちろん誰がダメだと言っているではない。
私自身が女王様になれないという不安の方が大きいからだった。

女王様はみんな堂々としている。
私のように荷物一つ持ってもらっただけで慌てるような人はいない。
KやTと会うようになってから、
たびたびそういうことで慌てふためくことがあった。
たとえば車のドアを開けてもらう、閉めてもらう。
荷物を持ってもらう、飲み物を買ってもらう。
脚をもんでもらい、肩をもんでもらう。
なにをされても落ち着かない。
本当に根っから奴隷根性が自分にしみついているのだなと思った。
でもそれはそれでいいのかもしれない。
たとえ主従という関係になったからと言って、
相手に敬意を表さないわけでもないし、感謝しないわけでもない。
相手はモノではなく奴隷だ。
人として扱うかどうかというのはプレイの間の問題であって、
相手の気持ちをすべて無視する関係が主従ではないはずだ。
だとすれば、
プレイはともかくとして普通にしている時には、
恥ずかしい姿さえ奴隷にはすべて見せるべきなのかもしれない。
その姿を見ても相手が自分を主と慕ってくれるのなら、
それほど嬉しいことはないだろう。
私に一つ強みがあるとすれば、
主に仕える喜びを知っているというところだろう。
それを知っているからこそ、KもTも私に仕えたいと思ったのかもしれない。
女王様としてはなんの技能ももっていないけれど、
主従について誰よりも真摯に考えてきたつもりだ。
そして本気で主に対して仕えてきた。
それだけは自信を持って言える。
普段は主になった自分の姿を想像したりはしないけれど、
たまに主になった場合
どんな言葉をKやTにかけるのかと考えてみることがある。
でも、やっぱり大したことは言えないとわかって自信をなくすばかりだ。
Kに対しては苦痛を与えることができる。
それは自分の経験値がかなりあるためだとわかっている。
だとするとTに対してはどうだろう? 
罵声を浴びせられることで安心した経験はないだろうか? 
もしそれがあるのなら、Tに対しても同じことをしてあげられる。
でも残念ながら馬鹿にされたり罵声を浴びせられたりして
安心したことも気持ちが楽になったこともない。
だから求めているものが全然わからない。
もちろんお店で働いているときなどに、
女王様がM男性に向かって言葉責めをしているのを見たことはある。
けれど、どうしてあんなに流暢に
馬鹿にしたり罵ったりする言葉が出てくるのか不思議なのだった。
やっぱり経験は何事にも重要だ。
信頼関係があるなかで、
相手を貶めるということを私はどこかで経験してみたいと思った。
けれど、相手がいない。
それにそのためだけに相手をつくるのもおかしな話だ。
だったら私は私なりに研究をしていくしかないのだろう。
ネットなどでSMの小説などをいくつか読んでみた。
Mな男性が酷いことを言われて喜んでいるようなものだ。
その中に出てくる言葉をいくつか呟いてみたりもした。
しっくりこない。
というか、言っている私の方が恥ずかしくなる。
ダメだ……やはり羞恥責めができるようになるには、
まだまだ経験が必要なようだ。
それを待ってもらうのがいいのか、
羞恥以外の方法を教え込むのがいいのか……
私は後者の方がいいような気がしてきた。

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弥生・・・小さい頃からMの自覚を持って育つ。大学生の頃からハプニングバーで働き始め、今も仕事をしながらバイトをしている。プライベートも含め根っからのMだが、最近M男性からSっぽい面を求められ、方向性が揺らぎ始めている。S転して、女王様になる日も近い!?。