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【本気ダッシュ】 ノルマ地獄 〈第10回〉 自分で作ったノルマに追い立てられて苦しみながらも、私の下半身はずっと熱いままです

【本気ダッシュ】
日常を過ごしていて、「もっと苦しみたい」「もっと辛い思いをしないと」なんて考える人は少ないと思います。
でも、私はいつもいつもそう考えて生きてきました。
物心ついたころから、ずっと自然だと思っていた思想ですが、どうやら普通とは違うようです。
ノルマを課すことで自分を追い詰め、追い込み、快感を覚えてしまう……。
そんな変態なMの記録です。

初めて本気ダッシュのことを考えたのは、小学生の低学年の頃でした。
基本的に体を動かすことが大好きだった私は、いつも外で暗くなるまで遊んでいました。
たいていは近所の友だちと遊んでいるのですが、たまにそれができない日があります。
そんなときは絶好のチャンスなのです。
学校の体育の授業などでいちばんになれないとき、いつも悔しい思いをしていました。
私はかなりの負けず嫌いだからです。
誰よりも速く走りたい。それも私の目標の一つでした。
運動会の予行演習があった日、私は家の前の道でダッシュの練習をすることにしました。
でも私の性格上、ただダッシュをするだけでは駄目なのです。
そう、ノルマと罰が必要になります。
その時に考えたノルマは、50mダッシュ100本を5秒のインターバルをいれながら走ることでした。
罰はすぐには思いつかなかったので、5秒以上休憩をした場合は、ノーカウントというもので始めました。
本気でダッシュしている間には頭は働かないのではないか? 
と思うかもしれませんが、私の場合は逆です。
自分を苛めている時こそあたまがフル回転するのです。
自分の中の厳しい自分が冷静に考え始めます。
もうダッシュは始まっています。
1本、2本、3本……もちろんこのくらいで根を上げることはありません。
ですが100本が軽くないことくらいは想像がついていました。
最初は余裕があるので、「どのくらいからきつくなるのだろう?」などと軽いことを考えているのですが、それも20本を過ぎる頃まででした。
23本。
24本。
25本。
ダッシュのスピードが段々と遅くなってしまいます。
頭の中では冷静な私が自分を叱咤します。
少しでも力を抜けば、もちろんそのダッシュはカウントされません。
25本という1/4地点についてしまったとき、私はかなりの絶望感を覚えました。
まだこれの4倍も走らなければいけないのか、と。
まだ気温は半そでで過ごせる位の気温の時期です。
半そでに短パンの私の体からは、全身汗が噴出しています。
顔も真っ赤だったことでしょう。
5秒の休憩がだんだん速く感じてきます。
もっと休みたい。座り込んでしまいたい。そんな思いばかりが浮かんできます。
ですが、それをしたら自分の中の自分が許しません。
どんな罰が待っているかわかりません。
とにかく私は走りきらなければいけないのです。
段々と日が傾いてくる中、親が仕事から帰ってくる時間が迫ります。
ですが、途中でやめることはできません。
私は「運動会の練習」とでも言えばいいと思い、とにかく走りきることだけを考えていました。
途中70回を越えた辺りで心が負けてしまい、一度座り込んでしまいました。
その瞬間頭の中で声が響きます。
「何やってるの! 早く走りなさい! 走ったとしても、夜は部屋で筋トレいつもの倍ね!」
と。
自分で作ったノルマに追い立てられて苦しみながらも、私の下半身はずっと熱いままです。
走りながら途中で逝ってしまうのではないかと感じたことがあるくらいでした。
今考えると、あれはランナーズハイと同じ状態だったのかもしれません。
ですが、私が性的に感じていたのは確かです。本当に恥ずかしい……。
こうして、なんとか100本ダッシュを走りきってへとへとで家の中に入りました。
このノルマは後に大人になってから更なる工夫を加えながら続くことになるのですが、今回はとりあえずここまで。

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操・・・5歳の時にMに目覚め、隠れて自分を苛め続ける。高校2年のとき、インターネットで知り合った男性を通してSMを知り、それ以来SMの世界に浸かる。痛みや苦しみを与えられると身体が反応し、相手に命を預けることで愛を感じる。