三和倶楽部厳選全国マニアック店
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『串名田村奇譚』 (左母次郎) 【第1回】

●「第1話「地図にない村」 

N県K郡串名田村。ぼくの生まれ故郷だ。辺境と呼ぶにふさわしい山奥の小さな村で、たいていの地図には載っていない。そこに行くにはバスを何度も乗り継ぎ、その終点から荒れた山道を1時間も歩かなければならない。猫の額のような土地に、100人ほどの村人が段々畑を作ったり家畜を飼ったりして暮らしている。人々は排他的で、ほぼ全員が村の中だけで一生を過ごし、村独自のしきたりを頑に守っている。 続きを読む

恐れ入ります、すみません【第二回】 ~浴室から始まる全裸de下剋上~
さかき藍さまに、ゲスい(褒め言葉)女学生時代の思い出を書いて頂きました。
数回にわけて、掲載させて頂きます。

月明かりに照らされたマリア像を望む中庭を見ながら、寮監の見回りをかいくぐり、皆の寝静まった夜に血を流しながら肌を貪り合う乙女が二人。

ごきげんよう。
私、さかき藍(あおい)と申します。

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恐れ入ります、すみません【第一回】 ~性教育は正確に願います~
さかき藍さまに、女学生時代の思い出を書いて頂きました。数回にわけて、掲載させて頂きます。

 

月明かりに照らされたマリア像を望む中庭を見ながら、寮監の見回りをかいくぐり、皆の寝静まった夜に血を流しながら肌を貪り合う乙女が二人。
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ついに最終回!『牝犬物語』 【第5話】

悪夢のような行為は明け方まで続いた。冴島はようやく満足し、私はコンクリートの床に崩れ落ちるように眠りに落ちた。

気がつくと陽は高く登っていた。体が痛くて起き上がることが出来ない。ごみくずになったような気分だった。冴島はベッドの上で全裸のまま高いびきをかいている。

ご主人様の所へ戻れないまま、この下衆の極みのような男に飼い殺しにされるのだろうか。そう思うと涙がこぼれた。死んでしまいたいとさえ思った。

ふと、首もとに手をやってはっとした。鎖が首輪から外れている。昨夜、冴島が邪魔だと言って外したのを思い出した。そのまま眠り込んでしまったようだ。思わず舞い込んだチャンスに胸が躍った。逃げよう。いま逃げなければ、一生ご主人様に会えない。 続きを読む

牝犬物語 【第4話】

意識を取り戻した時、目に映ったのはいちめんの灰色だった。
私は壁も床もコンクリートの牢獄のような部屋に閉じ込められていた。
部屋の中にあるのは、汚ならしいマットレスを乗せた鉄製のベッドと、天井からぶら下がった裸電球だけ。壁の高い位置に小さな窓がある。
外を見ようとしたが、数歩以上近寄ることが出来なかった。
私の首輪は猛獣にでも使うような頑丈なものに取り替えられていて、鉄の鎖でベッドのフレームに繋がれていたのだ。
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お待たせいたしました~左母次郎先生です!『牝犬物語』 【第3話】

公園での出来事は、私たちの生活スタイルを変えるきっかけになった。私たちが都会で暮らすのは無理だったのだ。世間では皆と違う者の存在を許さない。異物であることがばれればたちまち吊し上げだ。

「ここでこそこそ暮らすより、いっそ人のいない所へ行こう」

ご主人様の決断は早かった。千葉の海沿いの街はずれにバブルの頃建てられた別荘地がある。その一軒を格安の値段で買い取り、私たちは引っ越した。映画にでも出てきそうなお洒落な建物が並んでいるが、住んでいる人は誰もいない。まるでゴーストタウンだ。ちょっと寂しい気もするが、ここなら白昼何をしようと見咎められることはない。理想的と言えば理想的だ。

「ここに僕らみたいな連中を住まわせて、性的マイノリティのユートピアを作ろうか」

ご主人様は笑いながら言った。

新しい生活は思ったより快適だった。少し歩けば海岸があり、私たちはまったく人目を気にすることなく、そこで丸1日過ごすことが出来た。実際、たまに来る郵便配達を除けば人の姿を見ることはまれだった。まるで、世界が私たち二人…いや、一人と一匹のためにあるように感じることが出来た。幸せだった。だが、この幸せは長く続かなかった。 続きを読む

これを描きたいって思ったんです。【ナナとカオル】作者 甘詰留太氏推薦!

「S男子は絶対にモテる!!!」

そう断言した女流縛師の荊子さんが、
初心者S男性のために、とても簡単な縛り方の基礎技術と、
被虐的なプレイに惹かれる女性のM的な心理を、
とても解りやすく、丁寧に解説した雑誌、
【マゾ絶頂に女性を導く緊縛方法とその実践】が、4月14日に発売されます。
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SMカルテ通信 vol8 番外編  【蝋人形の館 バルセロナ滞在記】
前回と同様に、ROYさんから送ってもらった旅レポです。メールによると、
『普通の観光のつもりでいきましたが思いのほかエロ目線でいろんなものをみてしまいました』とのことです。

カタルーニャ広場から海へ向かって、ランブラス通を南下していくと、左手に宝くじ売り場のような小さな小屋が目にはいる。

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屋根の上には、「MUSEU DE CERA WAX MUSEUM」という看板があるところをみると、どこかのミュージアムのチケット売り場なのだろう。けれど、肝心のミュージアムが見当たらない。周辺を見渡すと、少しはなれた場所に「MUSEU DE CERA」という文字が掲げられた、狭い路地が見つかった。 続きを読む

真・エゴイストのつぶやき 第12回【エルメスのリボン】

久しぶりに穂積さんから、原稿が届きましたので、掲載します。


 

【比翼連理】

彼女とは互いに一瞬で引き合うものを感じた。

ケージの中でまんまるい瞳でわたしをずっと追っている彼女の視線をわたしは肌で感じていた。
そして三度目の面会で彼女を迎えることを決意したのだ。

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お待たせいたしました~左母次郎先生です!『牝犬物語』 【第2話】

私の犬としての生活はこんなふうだ。

朝、ご主人様を起こすところから一日がはじまる。
普通なら朝食の支度をするのだろうが、それはご主人様がしてくれる。
メニューは決まって目玉焼きにトースト、私にはドッグフードだ。
ご主人様が会社に出かけたら一日することがない。ひたすら待つだけだ。
いくら退屈でもテレビを見たり本を読んだりはしない。
ご主人様が見ていなくても、私は忠実な犬でありたい。
夜、ご主人様が帰って来たら思い切り甘える。疲れた彼を癒してあげるのが私の役目であり、喜びなのだ。
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真・エゴイストのつぶやき  第11回 【奇妙な日々】

久しぶりに穂積さんから、原稿が届きましたので、掲載します。


 

【平行な世界】

2015年10月××日、明日は半年前から予約していた某店で松茸を堪能できる日だ。

このところお互い新しい生活を控え束の間の待機期間である彼とわたしは、不思議なほど共に時間を過ごしていた。
朝家族を送り出すと我が家にきて何をするともなく一緒に過ごし、夕方彼は子供たちの世話をするため一旦帰宅する。
そしてまた戻ってきて明け方までお互い気ままに寝起きする。
そんな生活が続いていた。
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SMカルテ通信 vol7 番外編  【バルセロナの秘宝館に行ってきた】

前回と同様に、ROYさんから送ってもらった旅レポです。
メールによると、
『普通の観光のつもりでいきましたが、思いのほかエロ目線でいろんなものをみてしまいました』
とのことです。


2月中旬から、スペインはバルセロナに行ってきた。
デシグアルというファッションブランドの虜になり、スペインバル飯やサングリアにハマって以来、ずっといつかいきたいと願っていた街だ。

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SMカルテ通信 vol6 番外編  【熱海秘宝館に行ってきた】

久しぶりにROYさんからメールが届きました。
内容は近況報告をかねてた旅レポの原稿が書かれていました。
そこで今回と次回はSMカルテ通信番外編の旅行記をお送りさせて頂きます。


2月の始めに、SMの先輩に案内していただき、熱海の秘宝館に行ってきた。

ち○こ頭の亀さんがそこら中でお出迎えしてくれる館内は、薄暗く時々ビクッ(※注1)とさせられながらも、卑猥な映像画像、噂の春画! 満載な大人の遊園地だった。

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左母次郎先生、新連載! 『牝犬物語』 【第1話】

「ただいま、ポチ」
 会社からご主人様が帰ってきた。私は玄関で待ち構えていてじゃれつく。
「わん、わん」
「こらこら、歩けないじゃないか」

 ご主人様は笑いながら私の頭を撫でる。そして鞄からペットショップの包みを取り出した。私へのプレゼントだ。開けてみると、新しい首輪が入っていた。嬉しい。
「結婚記念日だからな」
 ご主人様は私に濃厚なキスをしてくれた。 
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妄想怪談話【第5話 理科準備室】

 ぼくがこの学校に転校してきたのは5年生の時だった。それまではK県の海沿いの街にいたんだけど、お父さんの仕事の都合で引っ越して来たんだ。

 初めて学校に来た日、ぼくは不安でいっぱいだった。じつを言うと、ぼくは前の学校でひどいいじめを受けていたんだ。学校に行くのがいやでいやでたまらなかった。一度いじめられると臆病になってしまう。今度の学校でも、また同じ目にあってしまうんじゃないかと…。
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本日発売!『ディストピアへようこそ! ! どうして馬鹿は理想郷を作ろうとして、大量虐殺に手を染めるのか?』

全国一千万人のディストピアマニアの皆様、お待たせいたしました。

2015年9月に発売し、ご好評をいただきました『本当はやってはいけない刑罰マニュアル』の流れを汲む『ディストピアへようこそ! ! どうして馬鹿は理想郷を作ろうとして、大量虐殺に手を染めるのか?』が、ついに本日1月17日に発売になりました!

今回のテーマは、ずばり「反理想郷(ディストピア)」です。
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『縛られたい貴方のための緊縛レッスン』本日(11/29)発売です!

まだ縛られたことがない方にも、緊縛上級者にも必ず役立ちます!

全国1千万人の「緊縛”されたい”」皆さま、お待たせいたしました。

『縛られたい貴方のための緊縛レッスン』が、本日発売になりました。
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つれづれなるままに いやらし【第三回 模型】

今回は美容師の私の長年のお客様(歴14年)であり、飲み友(歴5年)でもあるツワモノ主婦のお話。

キツネ顔の細い女性って、男性ウケしますよね? 私も綺麗な女性大好きなので、いつもドキドキしながら接客させて頂いてました。

長く務めていたお店を辞める際に、ついてきてくれたお客様なんですが、フリーになってから深く踏み込んで話をするようになり、そこからとても仲良くなり約束して一緒に飲む様になったんです。

そうしたらもう、酔うと女王様に変身で、周りにいる知らない男性に声かけたり、

「何飲むの? 選んであげよーか?」

とか、ほんと面白い酔い方で、こーゆーキャラ、有りなんだなと、目からウロコだったわけです。

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